2018年4月 7日 (土)

3月日記

いろいろなことをしていると1か月は結構長い。

1月もそうだったが、3月もなかなか長かった。

「あっという間」じゃない時間というのは、どこか充実しているようで後味よい。(笑)

日本は春へ向かって七転び八起き(なんと桜が開花したのち雪でしたね!!)

バリも季節風が変わって雨季から乾季へ向かう変化の時期だったから

毎日が個性的でした。

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3月初旬の某日。

UBUDのカフェでバティック勉強会を開催しました。

バティックは布のなかでもひときわ広く深いと思う。

インドネシアの多様性をイキイキと物語る。

インドのブロックプリントと比べても、実は圧倒的に面白い、と私は思う。

「ジャワ更紗」=バティックを、今一度見つめてみたいと

今回の講師、平田ともこさんと企画したセミナー。

参加の方々にもマイコレクションのバティックを持ってきていただいて、

お気に入りの点を話していただく。

これが、かな~り白熱!

最初は椅子に座っていた皆さんが次第に真ん中のテーブルににじり寄り、、、

群島国家インドネシアは、多様な民族がそれなりにバランスをとっているまれな国。

バティックの中にある文化的な面白さはその断面図のひとつだと思います。

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3月某日。
しばし帰国するので(そうなんです!)、夜にまたがり
スタッフに預けていく制作オーダーをまとめてつくる。
ダッカの布市場で買ってきた男性用腰巻・ルンギをパーツごとに組み合わせる。
裁断の際の簡単な配置図を、SpotifyのEdenというDJチャンネルで聞きながら。
(コマーシャルが多いので続けて聞けないけども。)

バングラのルンギは存在感がある。
ダイナミックな柄の中に繊細さもあって、面白い!

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3月某日の週末。
UBUD恒例、「午後のコンサート」のお花をアレンジさせていただきました。
主催者で主演の西沢朋子さんが「ピンクのお花がついたワンピを着ますから」、って言うので
ピンクのお花を中心にしてわさわさっとオアシスに差す。
バリだと買える花材種類が少ないから、庭からも摘んでまぜまぜ。


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椅子が足りないくらい入場者多数!

会場はUBUDのホテルのラウンジです。

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大屋根と呼ばれるグランドピアノのフタ、
このピアノの大屋根はいつずり落ちてもおかしくないくらいきわどいそうで。
本番中に大屋根が持ちこたえてヨカッタ!
亜熱帯の湿気の中、こんな古びたピアノが使えるのは心ある調律師さんのおかげ。
今回はエリックサティをはじめフランスの作曲家の曲が中心でした。

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コンサートから帰ってくると、うちの手前にあるワルンにちっこいものがふたつ。
知らなかったのだけど2か月前にポメラニアンの赤ちゃんが生まれたそう。
(てことは、両親入れてすでに4匹のポメラニアン!)
バイクや車が危ないから
普段は敷地内から出さないようにしているんだって、ワルンのお母さん。
10年前は野犬のようなバリ犬しかいなかったのにな。
犬屋敷のうちなんぞ今もバリ犬100%ゆえ野趣にあふれているけれど
ポメラニアン放し飼いという、お隣の風情は。
こういうの、何て呼びますか?
ニューウェーブじゃないくて、サードウェーブじゃなくて、
えーと。えーと。

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そうこうするうちに、帰国でした。
うめだ阪急スークでのコカリさんとのコラボ展。
出荷、設営から立ち合い、撤去まで。2週間弱帰国してのぞみました。
コカリコレクションからつくった服を取り混ぜ、
ちょっと特別感のある展示です。

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バリから関空行きガルーダがなぜか非常に高いので、成田へ入り成田から関空にLCCで。

成田第3ターミナルの広さとハードルの高さに驚きました。

チェックイン長蛇の列。その後はボーディングまで走る走る!!!

こんな搭乗ゲート初めてよ。

地上にチューブ型テント!(笑) しかも雨。しかも寒い。


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いつもの関空直行便なら朝9時には到着するのに成田経由で午後1時半。
上空で着陸許可待ちでさらに30分旋回。
ひぇぇ、腹減った!
京都へのバスに乗る前にありつくは555の天津丼。

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京都に着いたら暗かった!

雨結構降りしきっていて、バスを降りてすぐに傘買いました。

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事務所に着いたら、バングラデシュから例の注文品が届いてた。
30枚の無地のノクシカタ。

半年がかりの無垢な大作です。

たくさんの人が力になってくださって、感謝です。


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週明け。

昨年より海外勤務から国内勤務となった弟と会う。

国内になったとはいえ今度は単身赴任で、なぜか京都に在住中。

そんな偶然もあるのかと思いきや、

昨年、母の兄が編纂した家系をたどる自費出版の本をたまたま読むと、
うちの先祖はもともと京都から新潟、北海道、樺太へと移り住んだことが書かれており
2度びっくり。

この日も中国出張から戻ったばかりの弟。

4月はブラジルまで行くんだって。

地球上のあちこちへ行くっていう兄弟の共通点。これも家系なのだろうか。
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さてさて。

本番いきまーす!

その翌日からは大阪への日参開始なのだ。
ほとんど30年近くごぶさたの通勤電車というものに乗り(いつもの方にはまったく申し訳ないハナシです)
片道1時間半。
梅田の地下迷路でさっそく迷う!

阪急の入店口を見つけるまで30分もさまようなんて。

梅田のこの四角くない構造がね、方向を見失うの。地下では。
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展示の写真が思いのほか少なくて、、、

スークの売り場は「小屋」と呼ばれているが確かに。

初日から春らしい温かさに恵まれたものの後半はまた寒さが戻り、ちょっと苦戦。

とはいえちょうど卒業式の週でカラフルな布と服が時期的にもぴったりで
ベンガル特集のコカリ&マニス、

なかなか目立っておりました。

コカリさんの新着コレクション、どれも欲しくなるものばかりでしたが
最後はやはりいいものはたくさん無くなってました~~
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大阪日参の合間に、インドネシア大阪領事館の用事が2回。
中ノ島って、京阪で京都から行くのは便利だけどそこから梅田へが不便で、

Yahoo乗り換えで調べると、市営地下鉄の駅まで徒歩20分、そこから一駅2分!

領事館ビル前から大阪駅までシャトルバスが出ていたが、一般客は乗れないみたいで。

な、なぜですか?
そんな時に限って、これまた、横殴りの雨降ってたりする。
大阪は川と橋がいっぱい。

ほとんど外国のように目に新しい。(あぁもう外人並みの土地勘!)

写真は、雨じゃなかったアッツイ日の方。

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週末は夜9時まで営業の百貨店です。

翌朝は9時半過ぎに入店です。

京都へ帰る自信がないので梅田のビジネスホテルに一泊しちゃう。

これは正解でした、なぜなら

コカリの吉野さんと、やっと乾杯!

新梅田食堂街に潜入する。阪急との文化的ギャップがおもしろい。(笑)

多くの店が「全席喫煙」だし。

こちらのトラットリアはワインがサーバー式。

ホテルに泊まったせいか、ますます旅気分いっぱいの大阪。
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最終日、吉野さんは撤去後新幹線に飛び乗り、

私はまたあの食堂街にひとり潜入。
思い付きで入った店はスタンディング、だったけれど、奥にふたつだけ椅子があった!

コカリさんとの1週間、新鮮で楽しかったです。

何しろデリーでばったり会っちゃうようなご縁の吉野さんですからw
フェルト作家の溝口恵子さんにも応援をお願いして、乗り切りました~~~

皆さん、ありがとうございました、それでは、
かんぱ~~~い!

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帰りの日もまた雨。

着いたとき京都の100均で買った傘、何とバリへの帰路にまた使う羽目に。

帰りは関空から。

やはり込み合っていたけども機内で隣の席の人と仲良くなれて
楽しかった!

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3月下旬の某日。

不在中に仕上がっていた服の検品。

ルンギのパンツもきれいに出来ています。

今から先は5月の作品展に向けて。

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日本の最後の雨と寒さから戻ったバリは、連日35度越えらしく。酷暑の晴天。

夏服作りにぴったり!

暑さの中、頑張って仕事してくれてるスタッフに感謝。
それにしても、暑い!!!
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ほとんど1日違いでマニスの無二のパートナー、

クマンマンの金澤さんとてっちゃんが来バリ。そして、薫悦さんも。

皆でそろって桜を見損ないました。w

6月にはついにコラボ展を計画中で

関係者会議、のような、持ち寄りランチの会。

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マクロビ料理研究家の薫悦さんがおいしいデザート持ってきてくれました!

コーヒーは川越のあぶり珈琲のイタリアンロースト。

あんまりにもおいしいコーヒーなので、作品展の時にご紹介します。

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まだ終わらないよ、3月。w
しかし、これが最後の31日。

検品を終えた服をEMSで出荷した後に、バリの暦で「鉄の日」の儀式。

学校が中間休みだった息子もサロン巻いてスタンバイ。

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何度かブログに書いていますが、鉄の日って

今では車、バイクが中心になっていて

ゆえに、

儀式の場所はパーキング。交通安全祈願みたいに見えますよね。

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燻製の鶏はじめフルーツと手作りの供物が捧げられます。

鶏はおさがりをむしって、おいしいおかずになります。

写真右下のは、水に浸した生米。

お祈りの後に額、こめかみ、のどにお米をぎゅっと張り付ける習慣が。

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やー、長かった。3月。

と、思いながら、もう目前の5月作品展に向けて

結構慌てています!!

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2018年2月26日 (月)

バリショップ・改修しました。

バングラデシュから戻る2日前、
スタッフから連絡がありまして。
バリのショップで照明の元ケーブルが故障。
電気系統全部オフ!

遠隔操作で応急的に直してもらいましたが
天井裏でネズミがかじるのか、点灯するランプは少しずつ減る一方であり
今や半分となっている。

重い腰を上げる時期が来ました。

この場所もかれこれ、10年経ちましたし。

バングラから戻った翌日、工事の打ち合わせにお店へ行くと
なーんか、おとといまで見ていたような風貌のお客さんが。

バングラと同じムスリムの国、フロム・ドバイのお母さん。

このジャケットをカスタマイズしてくれたまし、と。

(エミレーツのゴールドカード!)
ショップではあまりオーダーは受け付けていないのですが、
これもご縁でしょうか~。

工事直前に滑り込み。

好みがはっきりとされているので、おまけ要素は付けずに
言われたとおりにお作りしました。
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「ドバイの一件」を終了した翌日の朝から、

搬出開始。

今回はリニューアルというよりも“修理を兼ねてちょっとペンキなど塗り替える”修繕ながら
天井を剥がさなければならないため、店は5日間の休業に。

商品を運び出してしまうと、何か、仕切り直しの時を感じます。
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床もついでに変えたいところですが、工事が大変すぎるので、
今回は必要なところだけ。

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天井剥がしたけれど、ネズミは出てこなかった。

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工事期間は毎朝チェックに。

向かいのバタンワルでカプチーノ。…飲みながら工事の指図、といけばウキウキするのだけど…
職人がなかなか来ないので、

まちぼうけのカプチーノ。


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4日目の夕方、職人からワッツアップに送られてきた写真。

天井きれいに元通り。

中央に4個のアンティークランプを入れました。

昔のジャワのラボラトリーで使われていたもの。

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ついでに壁やシャンデリアのペンキも塗り替えて。

そのほかは前と何も変わらないのですが、

大分きれいになりました。


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バングラデシュのシルクのショールも入って、
再びのオープン♪
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外見ほとんど変わりません。

どうせなら思い切り全部きれいにしたいところだけど、(日よけのクロスとか!)

今回はここまで。
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しかしながら、一旦休業もしてお供え物も途絶えたので、

暦の良い日に祭壇の守り神さまに再開の儀式を。

ブルー&ブラッドの満月の日、1月31日に。

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お次は看板の上の神様へ。

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近くの川の神様へ。
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提菩樹の神様へ。
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とても丁寧な儀式でした。やってもらえてヨカッタ。

UBUDでいちばん大好きなデウィシタ通りのお店。

これからも大切に守っていきます!


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2018年2月24日 (土)

バングラデシュへ 4

ちょいと日にちがあいてしまいましたが、

タンガイルの続きです。

(バングラデシュのジャムダニ織の産地です。)

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お天気の良い日でしたので、

じきに気温が上がってきました。

日向に干してあるのは竹に巻きつけたコットンジャムダニ。

そのそばで、

織りあがったサリーに糊付けして巻きつける作業をしているお父さんが。

残念ながら動画しか撮ってなくて(ここにはメモリーオーバーで載せられませんが)

「この道50年じゃ!」、と得意顔。

お母さんが傍らで黙々とお手伝いをしていて、

ベンガル人は本当に家族仲がよいなぁ、と。

この地域はヒンドゥー教の人も多く、

私がバリで嫁入りして以来ヒンドゥに改宗した事を

案内の人が村人たちに説明して回るので、どの家でも歓迎されるのでした。

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道にはヤギと人しかいないので、(あとは、ときどきバイクか自転車)
家の敷地からはみ出して
長い経糸のセットをこんなふうにやっていました。面白い!こんなの初めて見ました!
巻き取り機を使わず、サリー10枚分の55メートル!!
思わず、走りたくなる?(笑)

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ゴールは道にはみ出してま~す。
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透き通るような織物・ジャムダニですが、経糸は2000本。
手作業で数えながら、竹でつくられた筬(おさ)に通していく。
ゴール側でテンションを緩めたり引き上げたりするのは、道具ではなく、人。
(綱引きみたいですか?)
この村では、UBININGという機関がジャムダニ織の保存、育成に携わっているそうで、そのため村全体がこのように織物を中心に成り立っているらしい。
 
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竹細工かと思ったら、筬をつくる職人さん。
しなやかな部分を細く削り、櫛の部分をつくっている。
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村全体に茂る竹が、織り機、綜絖、布の仕上げ、隅々まで利用されています。
動力に電気はほとんど使っていないところも素晴らしい。
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ベンガル地域は昔から薄い薄い織物を作り続けてきた産地ですが、
タンガイルでは
培われてきた技術が健在であること
村全体で複雑な技術を分業していること
織られた布が輸出向けや一部の富裕層向けではなく、
自国の一般庶民の晴れ着であること。
もう、素晴らしいの一言です。
この美しい工芸品のような竹細工は、織のための生きた道具に。

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ところで、
ジャムダニも素敵なんですが、家々の洗濯物がまた魅力的で。
これはコットンサリーでつくられたカンタ。敷物かしら、テーブルクロスかしら?
こういうのが暮らしの中で普通に使われている。

(思わず欲しくなります!)


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水辺で洗濯する主婦たち。
ピールと呼ばれる、大きな水たまり。
ここの水は土のせいなのか鉄分が多く、白いものを洗うのには向かないそう。
色のきれいなサリーを着る分には不便はないかもですね。

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道端には、
バングラデシュのサブカルというか、民間アートとしても評価されている
リキシャ・アート。
とにかく色彩があでやかで、夢いっぱい。
我々はこのまま歩いて、隣接の村へ向かいます。

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隣村も、窓越しにこれ。
パンチカード。

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こっちの経糸職人は、何とコンクリートブロックも利用!
腰で引っ張るためのクッションも装備!
しかも何か抱えている!! 何でしょう、これ??


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しばらく行くと、
こちらは経糸を染め分けしたものをやっていますね。
やはり道端で。
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小乗仏教のお坊さまのような方が。
何かの材料店でしょうか?

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小学校の近くのワルン!

吊るし方!
雨と水が多いから?

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店先にキッチンがあるワルン♪
バリと似ていてうれしくなる。
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冬でもこんなに茂っている竹。
家々の周囲を日差しから守っている。
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出発地点のゲストハウスに戻りました。
予約してあったランチが待っています!
広々とした厨房の中を見せてもらいました。
これ、大型のかまどでしょうか?

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バングラデシュの土壌は肥沃なのか、冬でも野菜が豊富でした。
3つの川がそそぐ世界一のデルタ地帯。
食材が豊富だからか、さまざまなおいしい食事をこれまで数日間いただいてきましたけれど、
ここは格別でした。
食材そのものを自立したシステムでつくっているタンガイル。
先ほどのUBININGがもうひとつ試みているのが「種の銀行」。
種子を無償で貸し、収穫後に種子を返却するシステムらしい。
タンガイルでは農業にもこだわりを持った無農薬によるベンガル固有種の栽培を推進しているそう。
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赤米のごはん、カリフラワー、ナス、キャベツ。
川魚のイリッシュのカレー、マトンのカレー。
ダール(豆のカレー)。
無農薬野菜が中心のランチ。


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うん。
朝あれほど食べたのに!
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バングラデシュはBRACをはじめ民間NGOが成功している例が比較的話題になっているけれど(マイクロクレジットのグラミン銀行はノーベル平和賞を受賞するくらいですから!)
タンガイルのUBININGは小規模の集落を伝統的な暮らしのままに活性化させている。
この素敵なランチとジャムダニ織のプロジェクトは同じ試みからスタートした2つの柱だったようです。
私はネットサーチしただけでしたが、
あの「風の旅行社」が、UBININGツアーを企画しているそうですよ。
http://www.kaze-travel.co.jp/bangladesh_kiji001.html
(本ブログの文章もこちらから一部情報を引用させていただきました。)
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ダッカに戻る道すがら。
縫製工場がありました。
きっと無数にありますが、写真が撮れたのはここだけでした。
案内をしてくれた方が、
「この国は、女性たちが働く縫製工場によって経済が支えられているんですよ。この人たちのおかげなんです」、と言っていたのが心に残りました。


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バングラデシュ、最終日。
ホテルのドアノブに引っかかっていた新聞によると、
大寒波による被害は深刻だったもよう。
50年ぶりの最低気温更新!
暖房がない国で2.6度、って。厳しい。
(ダッカのホテルも空調は冷房だけしかないから、あるったけ着込んでおります。)
そして、また充実の朝食。(苦笑)

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見納め。
ダッカの布市場。
あら、それは。タンガイルサリーではないですか?(笑)
マフラーのおじさんが物色中。
プレゼントかしら?
シアワセの断片、いただいた気分。

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街中心。川のように見えるけれど、グーグルマップには湖となっている。
しーんとした真っ黒の水、魚はきっといない。
たった6日間では見切れない国のひとつの断片。

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さ、バリに戻るよ!
空港へ向かう前に、お世話になった方々と。♪

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インドから、東西パキスタン時代。独立してからまだ47年。
若い国。ベンガルの国。
思いつきで来てみたけど、大好きになりました。
で、今年のマニスはベンガル特集からスタートします♡

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2018年2月 4日 (日)

バングラデシュへ 3

バングラデシュ4日目。

前日の晩、ふたたび国内機で戻ったダッカ。

翌日も早朝から遠出です。ここはちょっとがんばりどころ。

後半のダッカは、

ブティックホテルみたいな窓のないホテルでしたが、

朝食はバッチリ。しかも、時間通りの7時オープン。笑

これだけ食べれば、元気も出ます!

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ダッカも寒い。
新聞によると、どうやらこの寒波は深刻で
暖房が普及していないせいか健康被害が相次いでいるらしい。
ありきたりの服を着込んで、
タンガイルというジャムダニ織で有名な地域へと向かいます。
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走行距離は100キロちょっとなのですが、
道がこんな。
舗装してあるところもあるけれど、未舗装のところも多く、
乾燥でデコボコ、ほこりだらけ。
ノロノロ運転&クラクション鳴らしっぱなし。
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2時間以上走って、ようやく沿道に木が茂る集落へ入りました。
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日も高くなっているけれど、まだ息が白い。
ノルショッダ村というところにあるゲストハウスです。
ここを拠点に織物を見に行きます。
ここには宿泊しないけれど、スタッフの方が案内してくれることに。
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まずは、ムフフ。
ホカホカあったかいスイーツをいただく。グレインココナッツの蒸ケーキ。
テーブルクロスがカンタです。

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さぁ! 探索開始。
村の建材はなぜかブリキが多い。
どこからか甲高い機の音が響いています。


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最初に入った家では、職人がパンチカードを作っていました。
ということは、ジャカード織機ですね。
段ボールにハトメと木槌で、リズミカルに音を立てている。
新しい柄を増やすごとにこのパンチカードをつくる、
というか、
タンガイル・サリーは国内でホットな存在だけに
常に新柄をせっせと生み出しているみたいで。

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コンピューターの基盤か、デジタル音楽の譜面か、
モールス信号の符号か、と見まがう。
これでジャムダニを織っている。
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こちらのお家では、
洗濯されたばかりのサリーがジャムダニでした。w
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カタンカタン、甲高い織機の音。
足踏み式でなかなか速度があります。タンガイルのジャムダニはシルクが中心で
1日に2mくらいは織れるらしい。

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緯糸、カラフル!
中国製シルクらしいです。

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巨大なオルゴールのような手織りジャカード機。
はじめて見ました。
動力はすべて人力です。
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足踏み部分は土間に掘り込んであります。

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経糸を操作するおもりがこんなにたくさん。
織り始める前までのセットがどれだけ大変な事か。
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タンガイル・サリーは、シルクが中心でカラフルなものが主流のよう。

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薄いピンクとグリーンの春らしいサリー、一枚買ってみました。


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マハトマ・ガンジーさんのトレードマーク、チャルカ。糸車。
この家のおじいさんが回していました。
緯糸の準備です。
村ではほぼ全体がジャムダニを織っているようですが、
このように細かく分業することでフクザツな工程を合理化。
ライン縫製みたいな合理化ですが、今もまだモーター(電力)は使わず
手仕事で営まれているようです。
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織物をやっているのは主に男性です。
これは大きなポイントなのですが、ここでは織物は女の人の副業ではありません。
女の人たちは台所で食事の準備をしていました。
沼で採れた魚の下ごしらえ。
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薪をくべています。
近隣は日よけのための木々が生い茂っているので、
その小枝を燃料に使っているようです。

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これは、食事のテーブル? 台所の中に。

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次々と用意されているおかず。
おいしそう!
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別のお宅へ。
こちらも色とりどりの洗濯物が冬の光の中で。


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こちらでは、織りあがった布の裏糸をカットしていました。
ジャカード織機で織る場合、同じジャムダニでも工程がずいぶんと違います。

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竹を使った道具がおもしろい。
ご夫婦なのか、向こう側とこちら側とで二人作業。

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村は、竹とヤギがたくさん。

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車はありません。バイクもほとんどいません。
静かな通りには、機の音だけが響きます。
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長くなるので、続きはまた次回に。
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2018年1月31日 (水)

バングラデシュへ 2

バングラデシュ2日目、

ダッカのホテルの朝食はカレーと中華でした。

結果からして、ダッカの中華率なぜか高い。

ただし、見た目はプレーンだけどカレーよりよほど辛いw

旅先では面倒なので夜は食べない、朝と昼にがっつり2食にしているので、

野菜たっぷりのブッフェが嬉しいです。……が、辛い!!

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お昼前までホテルの近くにあるサリーショップやクラフトショップを歩いて回り、
午後は車でアーロンというBRAC直営のデパートへ。
BRACはバングラデシュで最大規模のNGO。
ウィキによれば、
72年パキスタン独立後、当初は12人の職員しか持たない規模であったが、2008年現在年間予算規模535億円、職員数12万人を越える超巨大NGOに成長している。活動は農業開発・教育・保健・金融ビジネスなど多岐にわたる。

今やホテルも経営。
前日のガイドさんも、ネット情報でも、とにかく一番のおすすめだったので、たっぷり時間を取って楽しみに向かいました。しかし、
日曜日なのに、ものすごい渋滞にはまり、数キロ先の目的地まで1時間以上。
結果からして、徒歩で行けばよかった(←運転手に余計なストレスをかけずに済むし)。
それなのに。
アーロンにはサリーもクラフトも、買えるものがひとつもなかった。
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見た目はゴージャスなサリーが多いのだけど、ほとんどが機械、量産。
ノクシカタもありましたが、お土産風のポーチや壁掛け。
超巨大NGOになっている分、こう言っては何ですが、アメリカ流が感じられ。
うむ、来る場所を間違えたようです。

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夕刻前、ふたたび空港へ。
ジェソールというインド国境近くの都市まで国内機で行くのです。が、
ここでまた問題発生。
乗る予定の便の予約がカードでの支払いが完了していなかったらしく
キャンセルになっていた!!
ネット割引価格で購入していたと思っていたのに、なーんだ。

正規価格で購入しなおし。
若干空席があり予定の便に乗れたからヨカッタのですけれど、
もし満席だったらどうなっていたことでしょう。
いろいろダメな事が続いた2日目でしたが、

ジェソールに着いたら、万事オーライになりました。笑
・・・・・・・・・・・・・・
ジェソール。
こんなに小さな空港に着いたのは、マダガスカルの国内線以来かしら。
京都駅前の京阪バス乗り場みたいな感じです。笑笑
お迎えの車とお迎えの人が予定通りちゃんと来てくれて、予定通りの「ハッサン・ホテル」に泊まりました。
ハッサンはジェソールで唯一ネットサイトに出てくるホテルなのだけど
なぜかネット予約が出来なくて、

現地の人に直接取ってもらいました。
ダッカの人も、「寝る前にベッドをよく確認してね、南京虫がいるから!」、って。
一体どんなホテルなんだろうとワクワクしていました。
何しろ、ダッカのホテルの10分の1の価格!
予想に反して、普通のシンプルなお部屋でした。
南京虫も、いませんでした。w

・・・・・・・・・・・・・・・・
ただし、オマケはありました。
バングラデシュ、3日目。
・・・・・・・・・・・・・・・・
早朝5時半には大音量の目覚ましでたたき起こされました。
朝のアザーン。すぐ近くにムスクがあるのでした。
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部屋から見下ろすと、すごい霧。

8時に出発なので7時オープンの食堂に時間ピッタリに行ったら、
まだ何もできていない。笑
待ってる間の、ロビーは寒かった。
ありったけのものを着ていたのだけど、息が白い。
平均気温15-25°と聞いていたのだけど、10度以下かもしれない。

スタッフの人たちがこんな寒さの中で行水している!
設備的に暖房というものがないし、どうしたものか。
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待つこと30分、わーい! 朝ごはんようやく。
(アツアツのミルクティーが嬉しかった!)
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さ、さ、出発!
・・・・・・・・・・・・・・・

時間通りに来てくれた案内人アニスールさんとドライバー。

ジェソールの朝は、20年くらい前の中国かタイのようでした。
車は少なく、徒歩と自転車族、リキシャが多い。
ぼんやりとしか見えないせいか、すべてが印象画のように美しい!w

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バングラデシュはとにかく水辺が多い。川のようでいて沼や湖のようなところが多い。
この水辺もきっと。
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濃霧の中、車で1時間。
着きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・
アトリエマニスがノクシカタをお願いしているNGOのオフィスです。
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担当の方が、早速出来上がったノクシカタのピースを見せてくださいました。
制作者により、出来上がりもさまざま。
「地の目にまっすぐステッチするためには、地の目にゲージを通していないからでは?」
、と聞いてみると、不思議そうな顔をしているようなので、
針を使った地の目の通し方を説明してみた。
分かってもらえたかしら?
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生産管理の女性スタッフが、「こういうテクニックもできるんですよ」、と見せてくれたのは
チカン刺繍。
ブログだと動画が載せられませんが、無駄のない動きというか、
職人技に、感心させられました。
・・・・・・・・・・・・・・・
下は、打ち合わせの合間に出してくださったサプライズ。
豆乳のドーナッツとマンゴージュース。
素晴らしいおもてなし。
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実は、こちらではノクシカタのほかに
大豆を使ったお菓子を製造されていました。
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いただいた豆乳のドーナッツはこれでした!
・・・・・・・・・・・・・・・
「では、行ってきます!」
ノクシカタ作りは、近隣の村で行われています。
村を案内してもらいます。
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到着すると、村の広場にわらわらと。
仕掛り中の布を持って女性たちが集まってきました。
ヤギも、来ました。笑
村にはヤギがいっぱい。
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こちらが、マニスで注文中の無地のノクシカタ。
刺繍模様、色糸を使わず、地模様の刺し子だけ、というもの。
写真だと分かりにくいのですが、
生成の薄いコットンを2枚重ねて、同色の糸で刺し子しています。
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管理をしているオフィスの人が、生地にしわが入っているのを見つけて
生産者に注意をしています。
しわが入ると生地がずれていってしまうので、よく見てね、って。
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下の写真は、案内をしてくださったデプタさんが撮ってくれました。
私は、ぼこぼこに重ね着しまくっています!
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ノクシカタは一般的にこのように色糸で刺繍をします。
その背景の部分に後から刺し子をします。
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ベンガル風のモティーフ、矢車草の花、魚、馬に乗っている人、生命の樹。
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女性たちのサリーがカラフルで、見た目は寒そうに見えませんね。w
しかし、この日は摂氏5~7度だったそうです。
50年振りに最低気温を更新したそうです。
(日本には2週間後に大寒波が来ましたね!)
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車道で日向ぼっこするのは犬ではなく、ヤギ!
・・・・・・・・・・・・・・・・
移動して、別の村。
こちらではかなり若い女性たちが多く、中には若い男性生産者もいました。
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右側にいる男性、ノクシカタの生産者の一人なんですよ♡
(寒空の下、裸足!)
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オフィスに戻って、ランチ。
カリフラワー、エビ、いろいろ野菜、マトン、魚。
家庭料理でもてなしていただきました。
こうして、またも、ついつい食べ過ぎてしまう!
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午後。
もうひとつの村へ。
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こちらの村の生産者リーダーさんは、42歳、ノクシカタ歴27年。
、と言うので、聞いてみました。
ベンガルには嫁入りのときにお母さんが娘に持たせるノクシカタがあるそうだけど、
あなたはお母さんからもらったノクシカタを持っていますか?
すると、寝室の奥から、出してきてくれました。
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これです。
40年くらい前のものだそうです。
(実際には30年前かも知れません、計算すれば。)
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ムスリムの人たちは具象柄がご法度らしく、こうした抽象的な柄が多いそう。
色糸を組み合わせ、こんなにカラフルに描かれたノクシカタ。
もう、見た途端に欲しくなったのは言うまでもありません。
しかし、
「こんなに素晴らしいものは、誰にも売っちゃだめですよ!」、と、言いました。
(言われるまでもなく、分かっていらっしゃるとは思いますが。)
皆さん、うなずきながら笑っていました。
聞けば、ほかの女性たちも皆、お母さんが作ったノクシカタを持っているそう。
何て素晴らしい村なのだろう、
大きな木の木陰で、広々とした敷地の簡素な家で、暮らしている人たち。
この国がかつて貧困で知られていた事など、まったく外側の判断であり、
実はとても豊かなものをずっと持ち続けているのは、
もう明らかです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
この日のうちにダッカに戻るので、
大急ぎでオフィスに戻って、最後に縫製の仕事場を見せてもらいました。
ノクシカタをポーチなどに仕立てている部署です。
こちらは電動ですが、
なんとバタフライミシンの足踏み機も使っていました。
私たちが17年前にバリで一番最初に使ったミシン、中国製バタフライが、
こちらでは今も現役でした。
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JBCEAオフィスの皆さん、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします!
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ノクシカタの産地。いろいろな歴史の中で残ってきたベンガルの豊かさ。
ここから送られてくる無垢な刺し子布で、今年の服ができます。
もう、本当に、楽しみでなりません。♪

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2018年1月21日 (日)

バングラデシュへ 1

1年半ぶりのシンガポール航空。
機内の
オンデマンドでこれを4回も見ました。(あと2回は見たいと思っている!)
今、ネットサーチしてみたら日本では今月13日に公開されたばかりの映画でした。
「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」

広告を否定し
スポンサーを持たない。
すべては自由なクリエイションのため。
「じっくりと味わえる服をつくりたい」
「持ち主と一緒に成長できる服だ」

最初から最後まで、本当に美しくて
完璧な映画。
足元にも及ばないけれど、
手仕事の布を求める旅に出かけるところです。

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フィルムの中で
刺繍デザインの担当者がインドのコルカタを訪れるシーンがありました。
あ、この場所。
たぶん今から行く場所、ベンガル!(国は違いますが)
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職人が男性です。
ココがアジアとインド流の違いかと。
素晴らしい映像、そうです、この、クラフトマンシップ。
布の中に込められていくもの。
この映画を久しぶりの一人旅、はじめての旅先
の前に見るなんて。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、着きました。
はじめてのバングラデシュ、ダッカ。
むかーし、ビーマンバングラデシュ便が日本に乗り入れていた頃は
ヨーロッパ行の格安航空券の御三家でもあったので、確か1回か2回はトランジットしたことが。
今回はここに着地!
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翌朝、結構寒いなか最初に出かける先は
案外、保守的。(笑)
旅行会社でした。
(平均気温15~25°という事でしたが、10度前後の朝でした。)
ホテルの人に行先を相談するとリキシャに乗るべきとのことで、
ホテル前で拾って価格交渉もしてもらいました。
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インドでもあんまり乗ったことがない。
ダッカでは今もたくさんの人が利用している。
少しばかりの英語は通じるので、これは便利!
ワクワクします。
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旅行会社に最初に行ったのは、
ネットでさんざんサーチしても、ガイドブックをくまなく読んでみても
あまりパッとした情報がないからでした。
まぁ、地名くらいは出てきますけれど、様子がさっぱりわからない。
で、訪れた先で知り合ったガイドさんが
「ルポシ、今から行きません?」、って。
ダッカ郊外にある手織の村で、ネットにも出てきた地名ながら
普通は船で行く場所らしいので候補から外していました。
何やら一日がかりで大変そうだったので。
その村は車でも入れるから案内してくれるって。
もちろん、行きますとも!!

早速車に乗り込みました。
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ダッカ郊外。こんなプラゴミの山があちこちに。
歴史に残るような大洪水の原因はプラゴミだとして、ずいぶん前からレジ袋はじめプラ袋の使用を禁止しているバングラデシュ。らしいけれども。
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川辺のように見えるたくさんの水辺は大半が池、湖。
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これは川ですって。
大きなボートがあちこちに浮かんでおります。
川に沿って、とても細い道があり、
車がやっと通れる幅で。
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ジャムダニ織の工房に到着しました。
うわ~~~、すごい!
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縫い取り織りです。
ピアノの連弾のように、サリーの布幅に対し
二人の織手が並んで作業しています。
(結果的に、最初に会ったこちらのご夫婦の作品が今回の最高の収穫品となりまして。)
1枚のサリーにこの柄だと
二人で3か月もかかるのだそうです。

出来上がったら、コルカタに送られるとか。
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こちらは一人で、裾の柄だけを入れている。

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掘りごたつのように土間に足踏みを掘り込んだ織機。
この方は、米を糊として経糸に擦り込んでいました。
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ルポシの集落を案内してもらいました。
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おびただしい洗濯物の、色彩がまず素晴らしくて。(笑)

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ジャムダニ工房のストックルーム。
これは草木染による作品です。買いました。すんごく高級品。

この柄の部分が、先ほどの写真の、
針で刺繍のようにさしている縫い取りによるものです。

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雪印も買いましたw

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集落の中で、静かに織物がすすんでいます。
(右のトタンの建物の中にも織り機が。)
車、ぎりぎりの幅です。
こんなに静かな集落が喧噪のダッカの中に。


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この国に来たのは、正解だとここで思いました。(笑)

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余談ですが、

ちょいと趣向が違う話題です。
グラミン・ユニクロっていうのがあるそうなので
帰り道に案内してもらいました。
あのグラミン銀行とユニクロが合弁し2010年に誕生した
ソーシャルビジネスモデルにて、
現在国内に7店舗、
現地御用達ショップ。
590タカのポリエステルボトム。
大体810円。安くないけど、人気らしい。
店内にはサロワカミューズという現地の女性たちが着る民族衣装のドレスがたくさん。

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この端と端をつなぐような試みは、もしかしたら、
このあとヤジロベーが傾くかもしれません。
好景気の一歩手前、とっても元気な国です。
かつてモスリンの産地だったベンガルで、モスリンはもうありません。
だけど、国の経済を支えるのは縫製業。
輸出が中心だと思いますが、街中にも
衣類はとても豊富、と見えました。
インドと共通するものと違っているものを小さな断片で気づき
比較しながら、探究するような旅でもあります。
客観的に見れば
ドリスヴァンノッテンの孤高の美とのギャップがすごいんですが、
絞り込みが大事ですよね。ここは、しっかりと絞ります。(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・
バングラデシュについて。
豊かな緑と水資源に恵まれた国で日本の国土の40%ほど。
1億5000万の人口は世界いちの人口密度。
1971年に東西パキスタン時代から独立。
アジア最貧国のひとつとされていた、そうです。
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ダッカの公共バスは今もこんな感じ。
現在空港と都心をつなぐモノレールの建設中。
こんなバス、もう世界でも少ないかな~、暑い季節にはどれだけ過酷なことでしょう。
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まめたび、この後をお楽しみに~~~

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2018年1月 2日 (火)

あけましておめでとうございます 2018

あけましておめでとうございます!

新しい年になりました。
昨年は作品展後に不覚にも風邪をこじらせてしまいまして、
12月はほんとうにノンビリ過ごしました。
ゴロゴロしながらカズオ・イシグロをもう4冊(先日の3冊のほかに)読んでしまった!
さぁ、今年はどんな年になるでしょうか。
アトリエマニスでは
インドネシア国内にフォーカスした昨年
バティックやトゥバンの手紡ぎコットンを使いました。
今年も国内、と思っていたのですが
ふとしたひらめきで(笑)
お正月明けからバングラデシュへ行ってきます。
行ったことのない国に行くのはとても久しぶりです!
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昨年現地に注文していた無地のノクシカタ(バングラの刺し子)が
秋冬に間に合わなかったので
今春に使うことにしたのです。
そのついでに
産地へ赴いて収集してみたいと思います。
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その前に、
1月12日に京都toko manisにて福袋を販売してみます。
はじめての試みでして、成り行きでコーデし価格も内容も一つずつ異なるので
透明な袋に入っております。(笑)
ですから、こちらで先に公開しちゃいます。
当日いらっしゃることができない方は、お電話、メールで
お申込みいただけるようにしています(店頭販売が優先となりますのでご了承ください)。
半端なものはセール価格の70%引き~、
いつも作っているバリの手織チェックや定番リネン服も60%引き~、ですよ!
小物、こぶくろ、バッグ、おみやげもいろいろトッピングしてみました。
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①  6000円
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ウールリネンカルゼのちびぽけパンツ、Lサイズです。
冬服の中に合わせやすいやさしい赤。
ちびぽけパンツは長らく作っていなかったのですが、太めのシルエットですっきりとしています。
ウエストサイズは調節出来ます。
シルクオーガンジーのこぶくろは手仕事いっぱいのぜいたくな小物。
ほかおまけつき!
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②  4000円
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早い者勝ち!

上のパンツと同じ生地に裏地を付けたセミフレアスカート。
裏地の始末がちょっと凝っています。w
しっかり暖かく履けますよ~。
こちらはMサイズ。
バティックのはぎれセット、手作りの紙などおまけつき。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
③  5000円
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発表会などのセミフォーマルに、とつくった2009年作。
フリルつきシルクオーガンジーの二重スカート。
ミドル丈のセミタイト、Mサイズ。
シルクざんまいでお買い得です♪
フリルもシルクオーガンジーにギャザーを寄せたものです。
やはりシルクオーガンジーのこぶくろとセットで。
インド・アノキのハンカチなどおまけつき!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
④  16000円
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こちらはかなり贅沢な内容
バリ・カランガスムの手織チェックをいろいろ組み合わせたコンビネーションのリスパンツ。
Lサイズですが、ウエストフリー。
こちらは定価品から特別参加!
それに合わせて、グジャラートのブロックプリントでパッチワークしたバッグと
さらに! 細かいパッチワークで仕立てたこぶくろをセットにしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・
⑤  9000円
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毎年定番の
バリハンドバティック、インドパンツ。Mサイズ。
ブッダフラワーと呼んでいるインドの柄で型押し版をつくったものです。
色を合わせて、ハート部分をビーズで埋めた贅沢なこぶくろとセットで。
・・・・・・・・・・・・・・・・
⑥  16000円
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こちらは服2点とフェルトバッグのフルコーディネート
ウールに少しラメが入ったポンチョ風のジャケット、Lサイズ
インディゴ染リネン&バリ布の二重仕立てパンツ、Mサイズ、
なぜか1点ずっと残っていた溝口さんフェルト展のときのミニバッグ。
ジャケットはネックで絞って調節して着るタイプ、鉤針編みブローチついてます!
・・・・・・・・・・・・・・・・
⑦  13000円
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定番リネンのトリニティパンツ(Mサイズ)は定価品。トレパンのような動きやすい形。
ブリジットシンのプチバッグと、シルクオーガンジーにステッチワークを入れたこぶくろ、
いかがでしょう?
季節を問わず履ける硬めのリネンパンツ、重宝しますよ!
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⑧  5000円
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目の詰まったコットンポプリンのショート丈ジャケットLサイズ、
ブリジットシンのミニバッグと
ウール生地でつくったお花のコサージュ(赤い蓋の箱に入っています)、
シルクオーガンジーにハンドステッチの生成のこぶくろ。
盛りだくさん!
これはお値打ち!
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⑨  10000円
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バリショップで常時販売中、Harumanisのバリ手織チェック・ツイストパンツと
バリバティックの水玉に刺繍を入れたこぶくろ。
タマタマとカクカクでセットで1万円。
ツイストパンツはMサイズ。
その他ちっちゃいおまけつき!
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⑩  11000円
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最後10番目は、ピンクのセット
シルクシャンタンのワイドパンツはXLサイズにてずっと残っていたもの。

UTOさんでつくっていただいた懐かしのカシミア&コットンのオリジナルニット、
フリーサイズ。
贅沢素材の組み合わせで元気なピンク、サイズが合えば
とってもおすすめです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
以上10セットです。
●toko manisに来られる方は、もちろん試着可能です。
●メールでのお申し込みは1月17日正午まで受付となります。
●お電話でのお申込みは1月15日と17日、10:00~14:00、留守電は不可。
●ご来店の方が優先となります。メール、お電話でのお申し込みは1月12日閉店後に残っているものからお申し込み順に対応させていただきます。ご希望に添えない場合はご了承下さい。
●価格は消費税込みです。
●お一人2点まで。
●転売を目的とされる購入はご遠慮ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・
それでは皆さま
今年も良い一年を送りましょう!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2017年12月23日 (土)

杉本博司の江之浦測候所

皆さま

お元気にお過ごしですか?

バリは相変わらず雨降りばかりですが、

ありがたいことにアグン山噴火の方はずっと小康状態。

バリスタジオは先週末今年最後の服を送り出して

今週からは春の服に取り掛かりました。

師走ってバリにはあまりない感覚で、今どきが一番のんびりできる。

ついダラダラとしてしまいますが、

日本でのたび日記がもうちょっとありますので

追っかけ投稿いたします。

・・・・・・・・・・

写真家・現代美術家の杉本博司氏が私財を投じ

10年がかりでつくったという

「小田原文化財団・江之浦測候所」というところへ行きました。

長らくニューヨークを拠点に活躍され、六本木・森美術館や東京都写真美術館などの大掛かりな展覧会もあったので、杉浦氏の存在をご存知の方は多いかと思います。

私は直島アートプロジェクトの神社での作品を見て以来隠れファン。

それに、小田原といったら私の高校時代の庭(!)じゃありませんか。

江之浦測候所は穏やかな海原を見渡す広大な高台にありました。

ふつうにみかん山のままだとしても、

気持ちが救われるようなおだやかで温かな情景です。

杉浦氏もここに母なる海を感じていたそうです。

で、ここに何作ったの?? 測候所って何、何??
気になりすぎて、困るので。早速行ってみました。

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見学は完全事前予約制。

東京から京都へ移動の日にトランジット、なのです。

ネット予約、セブンイレブン発券、

自販機一個があるだけの無人駅から時間指定の送迎バス、

施設内は物販もカフェもなく、

見学する心構えがおのずと整います。

(ですから、ここをデートスポットに推している雑誌の記事はちょっと間違っているように思えます。)

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海原を見渡すとやおら自分も素材や風景の一部に溶け込み、無になります。

ちなみに幅広く収集されている「石」ですが、相当なこだわりを感じます。

(こちらは室町時代のものだったか?)

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根府川駅は無人駅でした。このバスに乗って行きます。

歩くと30~45分かかるそうです。

湘南ライナーで駅に降り立った人のほとんどが

このバスに乗ったような気がします。(笑)

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ぐいぐいと登って行く山、キラキラ輝く海にすっかり心奪われ、10分くらいで到着です。

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エントランス。
屋敷の門のような不思議な雰囲気。

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見学者はこの門をくぐらず、まずはメインの詰所で入場手続き。

詰所と言ってしまいましたが、待合棟です。縁取りのないガラス張り、地階への採光、無機質な素材に古い石。

江之浦測候所のものがたりを早速感じます。

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見学順路は自由。

待合棟の前にある「100mギャラリー」にまず目が行きます。

長さ100mの片面総ガラス張り。

こんなふうに海に向かって気持ちよく、まっすぐに伸びる。

この細長い空間を夏至の太陽がまっすぐに突き抜けるそうです。

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そのわきの階段を下りていきました。

何やら古い石塔や敷石。石だらけ。不思議~~。

後から調べて分かったのですが、杉本氏は一時骨董商だった時代があるそう。

おそらくその頃に集め始めたものなのでしょう。それにしても

石だけ見たらここは“石ミュージアム”ですね。

そういう印象があとに残らないのがまた不思議なんですけれども。

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「止め石」。ここから先に行かないでください、という敷地内のルール。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その向こうにあった「茶室」には、自筆の書が。茶道にも長ける杉本氏。

すっと前に「たけしのアートビート」というNHK番組で、北野武が杉本氏のNYの事務所を訪問するのだけど、招かれるはその中にしつらえられた茶室でしたね。

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茶室に上がる手前には、直島の護王神社でも使われていた光学ガラス。

まるで氷のような涼しげなかたまり。

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茶室の海側の門になっているのは、

古墳時代の鳥居に倣い組み立てられたという石造鳥居。

春分、秋分の日の出の光が真っ直ぐに入るような位置に設置されているそうです。

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100mギャラリーは先端が突出していました!

人が立っているところはガラスのフェンスがあるけれど、一瞬そうとは分からず。

下をくぐるようにして、海を見晴らす舞台があるところへ。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・

突出したところの下。

丸いのがゴロゴロ。

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これであの止め石をつくっているのでしょうか。

川の流れのように敷かれている丸石。

丸くなる過程について空想する、どれだけの時間がかかるのか。

きっととても長い時間。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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左の長いのは100mギャラリーの壁面です。

下のこの敷石は京都市電の軌道敷石だったものらしく。

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大きな一枚岩の真ん中の亀裂は自然に?

石が割れるって、これまたどのくらいの力がいるものだろう、と。

あぁ、何かちっぽけな私の前後左右に、悠久の時間みたいな感覚がぞわぞわと。

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光学ガラスでできた能舞台。清水寺のような懸け造り。

席からはガラスの舞台が水面に浮いているように見える、と、パンフレットにあるけれども。

その左わきの錆びた長いのが、私は一番心に残りました。

錆びた長いのの中は、シンプルなトンネル。

切り取られる海のまぶしさ。止め石。

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隧道。

このパースペクティブが杉本流かと。そして、ジェームス・タレルのような。

美しさとともに安心感を感じます。

隧道の真ん中には、井戸。

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光の井戸。上は、切り取られた空。

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冬至の日の出が70メートルの隧道を真っ直ぐに入り込み

この岩に当たるそうです!

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井戸の脇に鏡のある小部屋。
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隧道の上も美しい。思わず、止め石を見落として先までぐんぐん歩いて行った見学者がいました。
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たくさん写真を取りすぎました!(笑)

まだまだたくさんあるのですが、この辺にしておきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

某日、

病院の待合室にあった雑誌ディスカバリー・ジャパンのインタビューを書き写してきました。

「20世紀から21世紀にかけて


特に戦後の産業復興は人類の歴史を振り返っても


特異な現象だと言ってよいでしょう。


経済成長の中でより安定した豊かな生活を求める一方で


自然から多くを収奪してきたことに気づかなくなってしまった。


こうした人間の行動&思考のパターンが現代の闇を作り出している」


「人も建物も密集した都会に住んでいると、


広々とした場所で目的を持たず過ごす機会はほとんどないでしょう。


自分が好きな場所に腰を下ろし、空にトンビが舞うのを眺め、……、


環境の微細な変化を全身で感じ取る事で、


人が人でありこの世に存在している理由がおのずと見えてくるはずです」


ところで、

ウィキで杉本氏を検索すると、冒頭にこう書かれています。

「作品は厳密なコンセプトと哲学に基づき作られている。」

確かにそう、厳密なのです。

そして、意外と父性よりも母性を感じたりしました。

あぁ、それはきっと、この海のせいですね!

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今回は、見たものが壮大すぎて

何かうまくまとまりませんでした。

それでは皆さま、メリークリスマス!








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2017年11月26日 (日)

しばし東京

11月15日にバリへ戻りました。

今週は12月のマニス展のための服をバリから送り出します。

こちらに戻って以来、青空はあまりなくほとんどが曇りか雨。

私の不在中からずっとそんな感じだったようで、

最近に至っては午後の雷雨がお決まり!

そしてなんと、アグン山も噴火してしまいました。(!!!)

きょう26日の朝はかなり噴煙が上がり、UBUDの拙宅でも床がざらつくくらいの降灰が。

このまま終息してくださるといいのですが、

聖なる山はわたしたち人間の行き過ぎた欲望に、もう耐えに耐えてきて

「これ以上はムリ!」、と言っているような気もします。ですので

バリ中のお坊さまが「そこをなんとか、被害が最小限で済みますように」、と

祈祷してくださっているそうです。

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きょうは、作品展の翌日のお話しにさかのぼります。

作品展の3日間を通して、今回神楽坂とのご縁が一層深まりました。

で、翌日もまた午前中から神楽坂。

フラスコのオーナー、日野さんのお店・貞さんのすぐ近くにある

古い木造住宅の一角。

ここで、フラワーエッセンスの調合をしてもらいました。

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この三角のお家の隣です。

この長屋さんの中は、いろいろな人たちが

いろいろなお仕事で利用されているみたいです。

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柿の木に小鳥たちが集まる様子が窓から見える奥の角部屋。
差し込む光が美しい!
フィンドホーンフラワーエッセンスは、スコットランドの北部、
フィンドホーンから採取される野生のお花の個性、パワーを水に転写したものを使い
より豊かにラクに、思い通りに生きるために役立てる、というもの。(私の解釈ですが)
あるサイトに出ていた解説によると、こんな感じです。
1930年代、英国の医師であったバッチ博士は、性格や感情の状態によってかかりやすい病気がある、心の不安や傷を癒すことが病気の予防や治療に役立つ、ということから、体に無害な花のエッセンスを作り、系統化したのです。

フラワーエッセンスにはメーカーや種類がたくさんあり、
パッと見、どれをどう使ったらいいのか難しすぎるように思えますが
フィンドホーンの解説を見ると、初心者でも比較的分かりやすいと思います。
自分でネットで購入することもできますが、
とくに、こうして自分の状態をじっくり観察し、どうなりたいかを
こころに聞きながらのセッションで調合してもらうエッセンスは、
思いがけない変化にもつながって面白いと思います。
写真は、エッセンス選びの技術を持つ青木真奈さん。
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おいしいお茶を頂きながら、真奈さんのナビでしばし自分の心と向き合います。
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フラワーカードで今の自分に合うお花を探していきます。

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ペンデュラムにも聞きながら、真奈さんが調合の割合を決めて、

作ってくださいました。

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なんと鉱物のルビーも入りました。
私の「なりたいもの」とは、いまさらですが、邪気に振り回されない自分です。

ちょっとした人の言葉、ちょっと見ただけのネガティブな映像などからしばしば逃げられないのを最近ふたたび自覚して、

このパターンは直すことができるんじゃないかと思い始めていました。
フラワーエッセンス、言われたようにきちんと飲んでいませんが、
それでも気が付いたことがあります。
最近とても怖い本を、そうとは知らずに偶然に読みました。

前は、怖い本なんか絶対に読まなかったんです、だって眠れなくなってしまうから!
ところが、その本を一晩で読了(すごく面白かったので)するも、
なかなかにすがすがしい印象が残りました。

思うに、怖いところがほとんどだけれども、その中にほとばしる光の方を追いかける作者と同化すると、不思議と大丈夫だったんです。

面白すぎて、やはり眠れなくなってしまったんですけれども。(笑)
あ、そういえば、フラワーエッセンス飲んでいるし、と、その時にふと思いました。
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真奈さんのセッション、次回のマニス作品展の際に
ご希望の方に受けていただけるように設定しようと思っています。
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その日の午後は、国立新美術館。安藤忠雄展へ。


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月曜日なのに入り口は行列でした。

建築家・安藤氏のおもしろさは、関西へ移り住んで間もなくはまって、

著書も読みました。

何ていっても無学でここまでの仕事をする安藤氏の型破り的な偉業。
もう、日本を代表するヒーローの一人、って思います。

それに、この方もやはり、旅をして学んだのです。そこが好き!

ヨーロッパの歴史建造物を見て回る体験。
その多くがカテドラルのようなキリスト教にかかわる空間だったと思われますが、

安藤氏の建築の中で一際すばらしいのはやはり「教会」建築だと私は思います。

展示の中に、なんと、あの代表作「光の教会」のレプリカが!


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その他の展示は写真と模型、図面がほとんどで、
建築をやっている人じゃないとちょっと分かりづらいかと思いましたけれども、

安藤氏の空間を知るにはいい機会だと思います。(私が言うのもなんですが、、)
建物を地表に建てるという概念を外した地底シリーズや、
「土地を読む」というメッセージ性の高いブース、
木を植えるプロジェクトもやはり、安藤氏の生み出した「無かったもの」かもしれません。
そういえば、昔ちょっとだけ職場だったところも安藤建築でしたっけ。
中央の吹き抜けから、どのフロアも見渡せてしまうという、逃げ場のなさに驚きました。(笑)

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美術館と直結する乃木坂駅から何となく千代田線に乗り、そうだ、表参道ヒルズ。

あれはどうなっているのだろう、と一駅トランジット。

ね、ね。

そうですね。

安藤氏の作品は、商業施設には向かないかも。

コルツィオーネもそうだった。

祈りの場、癒しの場の神ですから。

この建物にはブティックではなくて、展示ギャラリーのようなものの方が合うのではないかと。

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写真が少なく、語りが多い今日でした。(笑)



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2017年11月11日 (土)

作品展終了しました

少しだけ雨も降りましたが、

穏やかな3連休。

今回もたくさんの皆さまに来て頂くことが出来ました。
本当にありがとうございました。

こちらの写真は、東京に搬出する直前のtokoです。

ソンケットはほぼ全部旅立ちました。
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シェットランドウールの服、トゥバンバティックも、残りわずかに。

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作品展会場ではちゃんとした写真が取れませんでして(今回も)、

以下は神楽坂の写真です。

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気が付いたら夜……。

初日の夕方は試着舞台が盛り上がりました!
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ワインも人気。

コーヒーは2日目と3日目に試飲していただきましたが、

初日にもバリスタがいたらよかったです。

何か、こんな写真しかなくてすみません。

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今回も、お会計には諸山朝子さんが。

平塚から都内のお嬢さんのところに泊まり込みで

設営から撤去までフルでお手伝いいただきました。

神楽坂でサロンをしているさとこさんには、設営&撤去のお手伝いと

急な思い付きで
2日目に10分お試し施術コーナーをお願いしたら、とても人気でした。

全部で14人も受けられたんですよ!おかげで私は受けられませんでしたがw

金澤博さんと高橋哲也さんも川越からお手伝いと応援に来てくださいました。

ほか、お客様の皆様からもいろいろ手伝っていただいてしまって、

本当にありがとうございました。

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京都から荷物を送って、一人東京へ向かうも、
沢山の皆さまに支えられて、作品展66回目、終了いたしました。
次回は来年5月です。

また皆さまにお目にかかれることを楽しみにして、来週バリへ帰ります!

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