2018年10月 8日 (月)

またもガベン

こちらの投稿、

写真だけ仮アップのまま

もうだいぶ前となってしまったので、手帳を確認したら

8月16日の事でした。

8月といえば

行事三昧の間、きっつぅぅーーーい歯槽膿漏が来ていて

クバヤサロンと歯医者の繰り返しというひと月だったような。

(↑バリの正装上下のことです。)

あぁ、こうして手帳をひもとくと連日なんだかんだやっていたことが分かります。(ほっ!)

地震もあった。(ロンボク島の)

余震なのか自分の眩暈なのか、揺れ続けました。

ヨカッタ、うかつにやり過ごしていたわけではなかった(フローレスの後、もうひとつのイカット産地へ行こうとしていたのに行けなかったので一体何をしていたんだ!と落ち込みそうになっていたのでした。)

余談ですが、歯槽膿漏の痛さはすごいものですね。なんと熱まで出ましたが

日本からお取り寄せした「ナスの黒焼き歯磨き」のおかげですっかり良くなりました。

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乾季のはずの8月ながら雨が多い。田んぼは蒼く空は低い。

気温が低い朝が多くて、家にいると冷えるのでスニーカー履いて犬の散歩。

(10月の現在は雨がほとんど降らない30度越えが続いています。)

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そうそう、お客様から預かったすごい紬を切りました。

スーツ作りました。

あまりにもビシッとした紬、裁断するのがさすがに手ごわかった。

裏地を付けないで、着心地を楽しめるようにしてみました。

デザインお任せだったのでちょっと心配だったのですが、とても気に入っていただけて。
ヨカッタです!

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京都・静原在住のピンホール写真家、鈴鹿芳康さんの写真展がマスのビダダリ・ギャラリーで開催されました。
室内のギャラリーには、和紙にプリントされた自然景観のピンホール写真。

鈴鹿さんはお茶の名手でもあるそうで、ふと、杉本博司さんを思い浮かべる。
 
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下の合掌の作品群は、天窓から光が差す円形のバレに展示されていて、圧巻でした。
日本、バリの高僧やキリスト教の宗教家の大写しの合掌が大パネルで8点余り。
天窓の下には、ジャワの古木から切り出されたという荘厳な柱。
ラッキーなことにビダダリのオーナー、日本語堪能なスディアナさんがいらして
ご案内いただきました。
日本の由緒あるお寺にも数々の作品を送られているビダダリギャラリーは今年大がかりなリニューアルをされ、ますます意欲的。

しかし、この合掌の写真に象徴されるように、祈りの心をとても大切にされています。

私は、この掌(てのひら)と掌にあるもの、その只者ではない空気について

想像を膨らませ見ていました。

祈るとき、なぜ手を合わせるのでしょう、って。
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以上、前置きが長くて恐縮です。

えっ、そうなんですよ。ご存知ですよね、まめ日記。(笑)
お時間のある方はぜひ、本題の「またもガベン」(以下)もお読みくださいませ。
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バリの儀式連載・3本目は、
住まいのあるペジェンのドゥクグリヤ村でのガベン(合同葬儀)のこと。

7月には実家のパダンテガルでのガベンがありました。
その時は、UBUD中心地の裕福な村なので大層豪華でしたが
ドゥクグリヤのご葬儀は、また格別でした。

クバヤサロンでスタンバイし、仕事場でそのまま裁断しながら合図を待つ私。
合図、というかLINEで来る実況報告from村人であるスタッフDedut。

「まだまだ」、というのが写真入りで2,3回来たのち、

「今、スタートしました!」     キタキタ!

門から出て1分足らずの村の通りに出てみると、おおお!

いつもノンビリ、ダラダラとした通りにびっしりと村人。

それも、いつもの顔ばかりながらいつもじゃない。
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向こうからガムラン隊とともに、バデ(牛のはりぼて)が次々とやってくる。

今年のバデは、4~5体。

(先日のパダンテガルでは数十体でした。)
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白いテントの前の黒い傘の人たちの手前、写真には写っていませんが、

埋められていたご遺体が掘り起こされ、一度村に帰ったものがお神輿で運ばれてきてバデ=牛の乗り物に移し替えられているところです。

テントのようなお隠れになる最後の屋根の向こう側には、カップ麺やらスナックを売る仮設のワルンがあったりして、
なかなか良く出来ています、全体。
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待つこと2時間。

着火されました。
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通りにあふれる人々。

煙がたちこめる。
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村人総出の合同葬儀。今回は11人のお見送り。

写真は極々絞り込みましたのでこれまでですが、

散骨にサヌールの海岸へ出向き数日にわたって後儀式を行いました。

(私は行きませんでしたが)
この丁寧さに、人の命の重さと見送る人の思いをしみじみ感じます。
バリでは牛の張りぼても層々たる供物も、業者任せや出来合いのものはなく
全てが手作りなんです。

その手間といったら、家族はもとより村全体が当番制で1か月前からの準備。
亡骸とともに全部を一気に燃やして、灰を海へ流すのみ。
残るものはありません。(たぶん)

墓地にも家にも。

肉体が旅立った後、土の中に眠らせて、数年ごとに合同でおこなう葬儀。
ご遺体の葬儀の方は、もっと簡単です。

その日のうちにパパっとやっちゃう。

バデに乗って魂がちゃんと魂のみなもとの国へ戻れるように、

そのための儀式がこれほど壮大なのです。

一人ずつやるのは大変すぎるから、こうして数年間に一度に共同でやるようになったようです。

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しばし忘れかけていた大切なことに
今こうして向き合えることに感謝!

そして、バリという土台に乗っかっていられることに
深く感謝。

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さぁ、もう10月。
作品展に向けて自分も濃厚になってきています。

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2018年9月30日 (日)

9月のバリ 2018

またも大型台風の日曜日、皆さまのお住まいは大丈夫でしょうか?

これから明日にかけて本州を駆け抜けるようなコースになっていますね。

今年のような大型台風が発生した異常な暑さになる原因は、温暖化によるジェット気流の蛇行。海の温度が上昇して、ここ30年ほどで雲の量が増えてしまっている為とのこと。

ジェット気流の蛇行が大きくなるほど、干ばつと大雨とふり幅がますます大きくなるということのようです。

バリでは、もう今年は乾季らしい乾季は来ないと思っていましたが(8月まで一日中晴れるということがほとんどなかったので)、今月は恵みの晴天です。

この青空こそバリ!

9月末日、バリスタジオ敷地のお寺の祭りでした。

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バリの祭事3回シリーズの3回目を後回しにして

きょうは先に9月のつれづれ日記を投稿します。

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9月限定・その1

左のニンジンカラーの髪の毛の人は、もうじき進学のために日本へ行くRさん。

こちらは6月に修業してしまうので北半球留学予定の人には時期が合わず、長い人だと半年以上暇な時期が。

Rさんはそういうわけで、9月の1か月間インターン販売員としてバリショップをお手伝い。

それももう今日までですね。

日本に行っても頑張ってね!

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9月某日。

歌の先生とピアノの先生と、UBUD文化部番長をお招きして

久しぶりのご飯の会。

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今回は「あらめのサラダ」が良かった!(もちろんクックパッドw)(本当はひじきを使うw)

あらめ、にんじん、エノキをさっと茹で、酢、ごま油、醤油で和えたもの。
これにウォルナッツも入れたらいいのだわ、次回は。
ライスペーパーの揚げ春巻きは、大失敗でした!(笑)(こちらもクックパッド!w)
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9月某日。

晴天続きなので庭木の手入れをしてもらう。
うちにはビワの木があります。

ずっと前に書いていたと思いますが、アサンブラージュさんが苗を送ってくださったのを
密輸したもの。
上へ伸びすぎてしまったので剪定してもらおうと思ったら、剪定という概念がないこちらの人は、
ただ上半分をばっさり切り落としてくれた。(驚愕)
まぁ、それでも確かに枯れはしない。……
ところでその大量の副産物。半分は番茶に、半分はアラック漬けに。

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アラック漬けは3か月後に使えるようになるそうなので、

出来上がったら常備薬として周りの人に配ろうと思います。

周りの人、楽しみに待っててね!
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9月某日。

お天気が続くせいか、トマトが真っ赤。♪
WEBで申し込む宅配オーガニックのデリバリーです。
太陽の恵みがしみじみありがたい。
今年は雨が多く、野菜がずっとヘナヘナだったから、今はしっかりビタミン補給の時期です。
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トマトケチャップも作ろうかしら。♪♪
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9月限定・その2
前半出かける用事が続きまくった9月、後半はがっつり引きこもりました。(笑)
スタジオでは連日ハサミ作業、
家ではこれ。
すっかりハマっちゃっている、炊飯器ケーキづくりです。
何しろ、最初に恐る恐る作ってみたのがおいしかったもので。
オーブン持っていない為これまで粉モノに縁がなかったのですが、
材料を混ぜるだけ、炊飯器のクイックモードで2回加熱するだけ!という簡単さと
いろんな配合を考えるのが理科の実験のようで面白く。
1回目だけ、小麦粉50g使いましたが2回目以降はグルテンフリー。
1回目の配合は、
小麦粉50g、緑豆粉50g、カシューナッツパウダー50g、パームシュガー50g、重曹6g、レッドキヌア5g、ウォルナッツ30g、ドライフルーツ30g、豆乳150cc、卵1個、バター少々。
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2回目のは、緑豆粉、カシューナッツパウダー、キャッサバライスを使ったモリンガケーキ。
モリンガは抹茶のような風味がケーキに合いますが、
すごくパワフルなスーパーフード。
ひところはずいぶん強気な値段でしたが、その辺ににょきにょき生えている木の葉っぱですからね。最近はずいぶん安く手に入るようになりました。
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3回目。上記の粉にてトマトとニンジン、あずき入り。
ちょいと重すぎて膨らみが足りなかった。砂糖入れてないけどなぜか結構甘い。
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4回目。
おろした生ココナッツ、バリでは野菜の和え物「ウラップ」によく使う食材なのですが、お菓子にもよく使われているので買ってみました。
ココナッツ150g、キャッサバライス50g、赤米粉80g、カシューナッツパウダー40g、緑豆粉30g
これに豆乳、パームシュガー、モリンガ、ドライフルーツなど。
とてもおいしくできたけれど、ココナッツの繊維が多すぎて崩れやすい。
邪道だけれども、この炊飯器ケーキはホイップクリームがとても合う。
せっかく豆乳使っているのに、って。w でも、ビーガンではないので、いいのです。
周辺の方は、毒見しに来てください!♡

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炊飯器実験室、10月にも続行することでしょう。
あぁ、そうこうするうちに帰国の時期なんですよ、もう。
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9月某日。
DMの撮影をしました。
この秋冬はバングラデシュの刺子、ノクシカタの服をメインにしているのですが
私のコンデジの撮影だと素材感が難しいかと思い
久しぶりにカメラマン&モデルさんをお願いして外部ロケ。
お借りしたのは、
トペンミュージアム。
ジャワの素晴らしいジョグロ建築の一室です。
庭もすごく素敵なのですが、秋冬物の撮影なので室内でストロボ撮影ということに。

カメラマンのBuntaroさんがこの贅沢な場所とのご縁をつくってくださいました。

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モデルはヌサドゥアでダイビングショップを経営されているHarukoさん。

カメラマンの助手は、Buntaroさんの奥さんでオーボエ奏者のTomocaさん。
室内はエアコンはあるものの当然、すっごく暑いです。
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圧縮ウールのコートも着ていただいて恐縮です。

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Buntaroさんからはファッション雑誌並みの素晴らしい写真データが届きました。
が、はがき印刷にすると色彩が沈んだりいろいろ問題もあるので、

選ぶのにも入稿する前のチェックもいつも以上に念入りに。

グラフィックデザインの方にも大変お世話になりました。
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撮影終わったら、あぁ、何て美しい夕方の光。
DMは来週投函予定です。
皆さま、どうぞ11月の作品展もお楽しみに!
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最後のノクシカタの生地が先日バングラデシュから日本へ、日本からバリへ飛び立ってるはずなのですが、
関空浸水の影響は大変なもので、東京から送っている荷物でも遅延があり
ハラハラです。
今日明日の台風でまた浸水すれば、私のフライトもまたどうなることか、ですが
素晴らしいノクシカタを皆さまにお届け出来ますように~~。

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2018年9月 5日 (水)

ポトンギギ

9月になりました、早!

バリは相変わらず涼しい日々が続いていますが、

台風21号、凄かったですね。

京都御所の倒木の映像を見て、停電の様子をFBの投稿で見て、

想像以上の被害だったことに胸が痛みます。

今年は本当に天も地もめまぐるしい。

この流れの中には、きっと、ひとひらのきっかけ、インスピレーションがあって

新しい時代につながってはずだと思っています。

バリの地震も相変わらず続いていて、揺れるたびにスタッフが屋外に飛び出します。

これまでほとんど揺れたことのない土地ですから、

知識よりイメージで行動している感じ。w

でも、鉄骨のウチでも屋根瓦がずれて大量の雨漏りに見舞われていますから

ほかの住宅は、、、。

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さて、こんな折ではありますが、儀式のお話し再びです。

ちょいと遡り、8月某日。

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8月頭から居間のテーブルにi-pad。

いつもは自室で寝ても起きても肌身離さずだったのに。

ゲーム三昧の夏休み40日間をようやく反省したのか。w

行きつ戻りつしながらも、やっと平常心を取り戻しつつあります。

(すみません、冒頭からまたも子供の件。)

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それでですね、

もうじき儀式が、、、という某日の朝。

C:「ママっ!!!歯が欠けた!!!」

は???

C:「歯!前歯!」「明日、歯医者行く!!!」

どこどこ?

何でも、下前歯の付け根が欠けたらしい。(そんな場所がいきなり欠けるんかい??)

口開けて見せてもらうも、よくわからなーい。

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歯医者に駆け込んだところ、

欠けたのではなく、歯石が取れただけでした。(笑)
ついでに他のところの虫歯っぽいのを治してもらう。
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その2日後が、

期しくも、ポトンギギの儀式でした。

バリ伝統のイニシエーション。歯削りの儀式です

どさくさ紛れに虫歯も治療したし、もう万全ですね。(笑笑)

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集合時間、朝4時半。ってことは、起床3時半。
えー、まさかー、と思ったが、一応言われたとおりに行く。
そしたら、ほらね。
まだほぼ誰も来てませんでしたよね

しかも雨。さむー。
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それはさておき、何でしょう。この規模。

向こう側が霞むくらいの広大な会場は、モンキーフォレストに新しくできた駐車場の一角。

壁も屋根も、全部が仮設です。


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パダンテガル集落の300人を超えるポトンギギ。合同の成人儀式です。

各所帯ごとに白黄色の傘を手前に立てて、

祭壇をこしらえているのが、ずら~っと200以上。

圧巻です!

(我々住まいの村はペジェンですが、子供は本家というか主人の実家のパダンテガルの方で儀式をするのです。私も婚礼の前日にやりましたけれど、最近は合同葬儀の後に続けてこの成人割礼を合同でやることが多くなってきているみたいです。)

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6時、ようやく雨がやんで空が白んできました。

(繰り返しますが写真の建物、全部仮説です。立派すぎます!!)


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やっと始まりました。

黄色と白で埋め尽くされた(着飾られた)参加者たちが、マントラを唱えてもらいます。

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あ、いたいた。

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一人ずつ高僧からお清めを受ける。

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お清めの後、
ずらーっと20人くらいずつ。いよいよ、歯削り!

なんだかんだと、もう10時近く。(C:お腹すいたー、でも歯削りだから飲食はご法度。)

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大工道具のヤスリみたいなものでギコギコ音を立てて、削られるは犬歯。

あくまでも儀式なのでそれほど本気には削らない。けれども、結構脳天に響く感じがするのですよね。

削っているところの写真が取れませんでしたが、

無事に終わりました。

いとこのワヒユと一緒の参加。

C:気持ち悪かったーーー。

ま、歯、治しといてよかったねーーー。(笑)

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なぜか男子ばかりの親戚の子供たち。

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黄色と白は親もだったのね、そこまで聞いていなかったので、会場内でほぼ一人ピンクのサロンだった私でした。義妹はヘアメイクもばっちりの別人でした。(笑)

いつもこんな風にダメな母です。(笑)


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その後も続く、いろいろな儀式。

勝手が分からないので、ほぼ義妹任せ。

私は役に立つことがほぼないので、ただただ付き添い。

親切な叔母たちが全部手伝ってくれる。

叔母もスマホを買ったというので、LINEで繋がったりしてにぎやかに過ごす。

それにしても何かと待ち時間が長いので、Cを預けて、私は許可をもらって、ちょっくらコーヒー飲みに外へ出る。

11時からという次の儀式に戻ると、、、、

すでに始まっていたりする。(朝は遅延して長かったのにーーー。)

祈祷中は入っていけないので最後尾で見学組。(もう、ホント、読みが難しい!)

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お昼の時間の高僧さまたち。

20~30人くらいはいただろうか、遠方からいらっしゃった方々も多かったそう。

これほどたくさんの高僧さまが並ぶ機会は、なかなかないことだと思います。

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米粉に着色したものでつくられた見事な供え物。雨で一部が落っこちてしまっていたけれど。

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会場の外側。向こう側の黄色い布の奥が仮設会場なのでした。

モンキーフォレストの潤沢な収入で知られるパダンテガル。このポトンギギは参加費無料でしたけれど、一体どれだけのお金がかかっているのだろう。

一家ずつでこの儀式をやる場合は10万円は下らないと思います。


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午後、一度帰宅を許されてしばし気を取り直し、また夕方前に来場する。

3時半集合、と言われ、これまた3時半に駆け込むも、ほとんど誰も来ていなかった。

4時過ぎにトイレのついでにもう一度場外に出て、4時半前に戻ったら
これまた儀式が始まっていてもう中に入れなかった。(笑!)

なんでこう、合わないのかしらわたしって。
バリだと、その辺が本人任せであまり気にする人がいないのも、いいような悪いような。

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最後の写真は、お昼時のもの。

前を歩いていた親子。右が親。

こういう風に髪型もエクステ使って飾りをつけて行くのですね本来は。

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何年バリに住んでいても、言葉も習慣もちっとも上達しないままだなぁ。

しかし家族の支えのおかげで、こうして本格的儀式に(ずれまくりながらも)参加させてもらうことができました。

儀式はとっぷり暗くなるまで続き、

終了した途端また雨が降り出し、
3日後にまた実家での儀式があると聞いたときは、ちょっとクラっとなりましたけれども。

この丁寧さ。

波打ち際のように、大きな波の前後に小さな波を繰り返す。

祈りの向こう側の領域と繋がったあとのフェードアウト。

日本のご葬儀も初七日、四十九日、一周忌、三回忌、、、と繰り返すことを思い出しました。

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今回もまた長くなってしまいました。

儀式関係、次回も続きます。


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2018年8月27日 (月)

フローレスの翌日。

もう8月も後半となりましたが、

まだまだ暑さが厳しいとのこと。
皆さま、残暑お見舞い申し上げます。
インドネシアではロンボク島の大型地震の余震がまだ続いておりますが
環太平洋どこでも今は揺れる時期のようで
どさくさ紛れというか、時折バリ近海沖震源地という揺れもあります。
火山(アグン山)の方はこんな時、噴煙が収まり静かなものです。
ご心配くださった皆さま、

この場を借りて、ありがとうございました。
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遡りますが、
7月のフローレスの旅の翌日は、
実家があるパダンテガルの集落での4年に一度の合同葬儀でした。
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なかなかハードなスケジュールでしたが、朝からクバヤ着てサロン巻いて参列です。

集落には潤沢な観光収入があるため、
各家庭での負担は一般に比べかなりエコノミーみたいです。

(それでも、結構かかるものです!)
UBUD近隣の王室の方々も長時間に及びながら参列されて、

バリの中でも屈指の豪華な葬儀かもしれませぬ。
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きょうから3回にわたり、いつものように手前味噌で拙い文ではありますが
バリ伝統儀式系レポートいたします。
詳細はたくさんの方がほかにいろいろ書かれているので省かせていただき、
感想文のみ。
めくるめく行事に追われ、8月までがあっという間。
何をおいても儀式に抜かりないバリの一面を再確認するひと月でもありました。
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バリのお葬式は、亡くなられた方をお見送りするのにとても大がかりな儀式をするしきたりがあるので、
その費用と労力を軽減するために葬儀を合同でやるケースがこのところ増えています。
故人を一旦お墓に埋葬して、ご葬儀の時にはまた掘り起こしてお出ましいただき
迷うことなく天へ旅立たれるよう、お見送りするのです。
7月後半から8月は、
バリ全体でたくさんの合同葬儀がありました。
パダンテガルの埋葬&火葬場はモンキーフォレストという有名な観光地の中にあります。

おサルたちも木の上から見下ろしていたはず!
(この日はさすがに近寄ってくるおサルはいませんでした。)
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赤い張りぼては、バデ。
一体ずつそれぞれが手作りです。
ずらーっと並ぶさまは、まさに出発、臨界を感じます。
時空を超えてはるか遠くまでの旅立ち。100人超えの。

ウチはおばあちゃんと義父のふたりを、ひとつのバデに乗せて。
上の写真は、高僧が聖水をかけて弔いのマントラを唱えているところ。

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お見送りする親族が祈祷します。
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これ、日本のお盆のお神輿の感じに似ているかもしれません。
威勢よく、右に左に揺れながら火葬場へ担がれていきます。

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朝から夕方までこの密集度。(実際には儀式は深夜に及ぶほどらしく!)

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おばあちゃんとお義父さんが乗ったバデ。

ご遺体と遺品、供物などをバデの背中に家族で詰め込んで。

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この後、次々と着火され、
夕方、我らはキリのいいところで引き揚げさせたもらったのだけど
人々はその後散骨のために海辺まで。

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凝縮された空間と喧噪にクラクラしつつ
あくせく労働しないけれども何かしら潤いがあり、こんなにも盛大に時間と手間をかけてこしらえた供物を全部燃やし
祈る。

また、祈る。
バリという特殊な文化の中にいる。
この奇跡のような大がかりな祈りの中にいる自分が、これまた奇跡だな。
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翌日。

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久しぶりに戻った仕事場が、
しみじみと見えてしまった。w
日常の一見空白のような「いつも」の時間の中には

実は相当、

積み重ねてきた奇跡があるのかも。(軌跡ではなくて!)

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ローカルなお話が次回も続いてまいります!

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2018年7月26日 (木)

フローレス・イカットを巡る旅 5



フローレス4日目。




起きたら、快晴。

部屋にいるのがもったいなくて、朝ご飯を買いに外へ出る。




相変わらず不毛地帯だけれども(笑)

幹線道路沿いを歩いて数分のところで出くわすは「ナシクニン屋」でした。




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ナシクニンとは、黄色いごはんのことで


バリでは学業の神(弁天さま)のお祭り日に合わせて各家庭でふるまわれる特別料理。




イカンアシン(塩漬けの小魚)がポイントで、大豆の炒ったもの、ココナッツのふりかけ、生のナスのスライス、などなどいくつかの決まったものが乗せられる。

そうそう、


どうやら魚王国のフローレスですからね、魚乗っけ黄色いごはんに納得!ww





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乗っているのは揚げ魚、味付けの濃い焼きそば、だけ。でしたけどね。

ここはシンプルでいいんです。やっと分かり始めたバリとの違い。w

常識が、違うのです。

テイクアウトして部屋でコーヒー淹れて海を眺めながらいただいたら、

満足度120%

ホテル朝食の10分の1以下の値段だし!

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そろそろ最終日。


いろいろあって、ホテルの車を半日チャーターすることに。

マウメレ近郊のシッカ人の織物探索です。

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D1:イカットなら、今日はたまたま週一の大市場の日だから、市場にも売りに来てるかもしれないですよ

D2:そうそう、山奥からたくさんの人たちが出てくる市場なんですよーー

親切なドライバーが提案して連れて行ってくれたのは、ワイパレ市場。

ええと、なぜかドライバーが二人いて、お客は私一人という、、組み合わせ。

(旅の同行人は、、やはり来ないw)




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乗り合いバスを待つ女性たち、皆、イカット!お見事!



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巻き方が粋。ただの筒状なのだけど。




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週一の大市場、イカットも確かに豊富にありましたが(素敵なものもありましたが)

どれも化学染料。上の写真の数点だけは、天然染料らしい。

エンデ風の茶系のものも多く扱われていました。

皆さんが着ている姿は本当にかっこいい。

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インドネシア有数のコーヒー産地で知られるフローレス。

山で採れたアラビカまたはロブスタ、混ぜこぜの豆は結構深炒りして売っている。

粉に挽いたものを買ってみましたら、炒り過ぎで香りは消えているけれど、味は良い。

100グラム85円!(きっと本当はもっと安いw)

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山道に迷いながら、到着しました。イカットの村。

これはすごい!

広場にぐるりと吊るされた、イカットコレクション。

そこにいるたくさんの村人のトラディション。

予約をすれば村人の踊りと音楽パフォーマンスを見ることもできる。

私はうまく連絡が取れなかったのでアポなしだったけど

ほかの観光客グループがいたため、一緒にいろいろ見ることができました。


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これは衣装なのか普段着なのか、ちょっと微妙ですが。w 

大勢でまとっている天然染めの伝統イカットは見事。

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上の写真の男性がリーダーのようで、

私がイカットに感嘆していると作業場を案内してくれました。

左の人のサロンが素晴らしい。

(スカートにしたい!!)w

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前日に見たのと同じ、わたの種取りからスタート。

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紡がれた糸を巻き取っている。足の使い方に注目!

この人の着こんで色があせたイカットも、美しい。

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竹の道具がいろいろ。

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染めの基本となるインディゴは、やはり小屋の中に。

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筒形のサロンは、この幅で織るものを2枚はぎ合せる。着ると絣が横縞になります。

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ノーアポだったにもかかわらず、手際よくおもてなしもいただきました。

黒米とヤシ砂糖の餅菓子と、ココナッツの入れ物に入っているのはトゥアック、ヤシ酒。

D2(2人目のドライバー)がこのトゥアックを飲んだら、急に大人しくなってしまいまして。(笑)

竹とヤシをふんだんに使う暮らしの器。

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他にもたくさんの写真がありますが、長くなるのでこの辺で。

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近くにもうひとつ、織物の村が。

こちらは訪問前にアポを入れられたのだけど、

作業見学に結構高い料金がかかるそうなので

逆に見学はキャンセルし

布だけを見せてもらいました。

山間の美しい集落。

車を降りると、晴れ渡る午後なのに風が冷たい。

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学校、まだ夏休み。男子たちのバレーボール、コートがちっちゃい。w

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下の写真。これは、物干しなんです! 売っているのではないの。w

一家の皆さんの私物です。

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D1(1人目のドライバー)の提案で、南端の海辺まで。

東西に細長いフローレス、南北に移動すれば、山を抜ければ、また海。

カトリックが多いフローレスですが、独特の風習がいろいろ。

この十字架は何だろう??

多くの家々の入り口には、マリア様が描かれたカラフルなタイルが使われた親族の墓がありました。

南の島の風習とMIXされたカトリック。

イカットの模様の中にも、何かカトリック的な意味が込められているのかどうか。


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こんな感じなんですよ。乗り合いバス、トラック。

道ですれ違う時は、全員と目が合っちゃいます。w

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海辺の一角でようやく見つけたワルン。もう夕方に近い時間に、ランチにありつく。

もちろん、魚!(しかない・笑)

付け合わせ、ここでも具なしの焼きそば。

スープ、もちろん魚のアラ!w

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マウメレへ戻る途中は、気の利くD1が来た道と違う道を行ってくれまして。

棕櫚の樹が、巨大なたんぽぽの綿毛のようにそびえるフローレス。

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どこまでも続く緑たわわの山なのです。

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ホテルに着くと鮮やかな夕日。前日よりもさらに美しい!

マウメレの海はやはり、南端と比べて穏やかで。吸い込まれます。

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今日見たイカットの縞模様みたいな、空!

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帰る日の朝は、日の出前に目が覚めた。

寝ているのがもったいない、と身体までもが反応しているみたいで。w

飛行機に乗るまでまだだいぶ時間があるので、

前日のルートを散歩。

あの大市場があった市場の場所まで行ってみる。

初日に散歩したエンデの市場もそうだったけれど、朝早くには、まだひと気はほとんどなくて

ぼちぼち開き始めたワルンが1軒、ようやくコーヒーにありつくシアワセ。w




蒸しパンみたいなのには、


おろしたココナッツとヤシ砂糖が入っている。

赤ポチが中華的。いつごろどこから伝わってきたものやら。あのナシクニンも。

浜辺で出会う流木のように、出会う、遠くから来たものの気配。




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コーヒータイムの後、早起き組の市場で開店していた糸商。

イカットづくりの皆さんが使っているのは、これかな。

パッケージはインドネシア語だけど、たぶんインド製?

孔雀マークの100%コットン。


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旅の最後に、この糸見れたのが面白いのでした。

さんざん見せてもらった手つむぎ、天然染めの工程も実は

こうして背後からやってくる安価な大量生産の波にさらされている。

それでも、まだ、これほどの自然とイカットを保っている。

と、言うことが分かって本当に良かったのでした。

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バイバイ、フローレス!

帰りも青空、ありがとう。


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2018年7月23日 (月)

フローレス・イカットを巡る旅 4

フローレス島、3日目。

朝も雨。標高1500m、あまりの寒さにありったけの衣類を着込む。(もちろんダウンも。)

エコロッジには家族連れやグループも何組か泊っていて、その中で一体何人がクリムトゥの湖面を見れたのだろう。

もしかしたらあなただけだったかも、とハンズ。

本当に。まさかの雨。

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シンプルな朝食をゆっくり目にいただき、やっと止んだ頃に出発。

途中の山にはカカオの植林がいっぱい。

相変わらずのヘアピンカーブを上ったり下ったり、2時間ほど走った頃、

海沿いの道に出たので(ちょうどお昼時だったし)

ビーチまで出てみようよ!

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すると、次第に晴れてきた。

おおおお、

ホワイトサンドだ!

透明なブルーの海!

長袖を脱いでビーサンをカバンから引っ張り出して

早速波打ち際まで掛けていくと、ザブンとやられて

マニスの水玉サックボトムがびちゃびちゃ!


(ひとりはしゃぐわたし)

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ハンズが、おーい、先にごはんを注文して、と叫ぶ。

出来てくるまで30分かかるから。って。w

(昨夜も1時間前の注文だったっけ。w)

あ、もしかして今から魚釣りに行くの?

ワルンのメニューには魚しかない。(笑)

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フローレスの海辺にはゴミが少なくて、人も少なくて。

ちょっとの間、今の時代の深刻な問題点を忘却できる。

昔、そんな場所を求めてミンダナオ島のエルニドという浜へ、マニラから3日がかりで行ったことあったっけ。

浜辺で遊んでから食堂に戻ると、ちょうど出来てきた焼き魚定食。

ココナッツもそこら辺から採ってきたのかな。

食後に出てきたパパイヤも。

食べ終わるころには、サックボトムも乾きました。w

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ビーチを後にして、再び山道を行くが、ヘアピンカーブはもうなくて

結構飛ばすことができた。

フローレスはトラックおろか車、バイクも圧倒的に少ない。

時々出会うのは庶民の乗り合いバス(=トラック)。荷台に屋根を付けただけもの。

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マウメレの町の手前で、シッカ人の集落にある織物工房に立ち寄る。

エンデとは違う言葉を話すシッカ人。

そこそこ観光客相手の場所のようで、入っていくと子供たちが歓迎の太鼓をたたいてくれたりする。

工房には、カパス(綿花)がたくさん積まれていました。

こちらの工房は、イカット材料のほぼ全てを集落全体で自給、

自生の森の中で栽培しているそうです。

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くるくる手でハンドルを回しながら、綿花の種取りを。

その横で、綿を膨らませるために棒でたたいている女性。

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足の指で糸巻を挟んで、糸をつむぐ。

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こうして時間と労力が費やされた糸を使う織物は、さすがに高価すぎて手が出ない。

糸づくりは続けられているものの、ほとんどの織物は輸入の綿糸らしい。

しかし、染めはほぼ全部天然染め。

インディゴの葉が軒下で発酵を待つ。

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絣の模様を描くのは、防染の糸括り。バリではすっと前からビニール紐ですが、

フローレスではロンタル(ヤシの葉)を割いたものを使っていました。

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エンデと同じく、シッカも“たて絣”。

たて糸を絣に染め分け、機にセットする。

エンデとの違いは絣の間に無地や浮き織を組み込む事。

こうして経糸に間隔をあけて、別の糸を入れてコンビネーションを描く。

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織るまでの工程に、何て手間がかかることか。

イカットという難しい織物が、こののんびりした島で盛んである事に、何度も驚く。

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同じフローレスでも地域により特徴が違うのが面白いですね。

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こちらの工房内には、シッカ人の伝統的な住居で宿泊できる設備も。

観音開きの扉がバリと同じ。

竹で編んだひし形模様の壁は、沿道の集落でもしばしば見かけました。

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ゲストハウスの隣には、伝統的なキッチンが。

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うーん、いい感じ♪

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マウメレの町には夕方到着。

1泊2日の道のり、ハンズは今から今日のうちにエンデまで帰るという。

復路に乗せて帰れる観光客がいればヨカッタのだけど。

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ありがとう、ハンズ!

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予約していたホテルには、今見てきたばかりのシッカ・イカットがふんだんに使われていた。

エンデに比べてさらにのんびりしたマウメレに、こんなリゾートホテルがあるなんて。


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部屋のバルコニーから、海が見える贅沢。

空いているので、プールサイドに寝転んで、これまで不自由だったwifiに接続。

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次第に染まりゆく、静かでなめらかな海原。

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フローレスの旅、満喫中。

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もう少し続きます。



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2018年7月20日 (金)

フローレス・イカットを巡る旅 3

フローレス、2日目の続きです。

海辺の産地は申し分なく素敵だったけれども、結果的に手ぶらだったので

駆け足でもうひとつの産地へ。

ボーサマサマと同じ地域にある別のソサエティーです。

こちらは堅く天然染め。

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やはりエンデ流イカットは草木染ならではの美しさだと思う。

背景の、自然の色との調和。

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竹を多用した織り道具に、天然染めの色彩はやはり抜群に美しい。

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下の写真の中央上が“天使の(ぼろバイクの)おっちゃん”です。w

私たちが到着した後まもなく、スラバヤの若い公務員(文化交流機関の職員さん)がやってきて、

一緒にイカットをお見立てする。

情報も乏しい山里でも、来る人は来るんですね。☺

イカットハンターの集いに主宰のおばちゃんが嬉しそう!

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イカット・サロンを床に広げてみると、あぁ、もう。素敵。

やはりそれなりに高価で、1枚だけ選ぶ。

同じ産地でも前日のボーサマサマとセンスが異なるのが面白い。

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さ、さ、そろそろタイムリミット。

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駆け足でホテルに戻り、15分で荷物をまとめ

チェックアウト!

そしてもうひとつの「どうにかしなきゃいけない」件なんですけども、

その後の交通手段、なんですけれども。(!)

とにかくチェックアウトしてから何とかしよう、と開き直る。

まぁ、最悪はえらく高いがホテルの車を使う算段で。

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そこへもう一人の天使、来たる。

フロントを出ると

先ほど別れたばかりのぼろバイクのおっちゃんが、ハァハァしながら戻ってきた。

車連れてきたから、これで行きなはれ。

え!早!(フローレスなのに!w)

私たちのその後のスケジュールは、フローレス中央部の山間にある国立公園、クリムトゥに行き、翌日そこから島の北部のマウメレまで行く。

1泊2日の遠距離。(その足がまだ見つかっていなかったのです、、)

結果からして、この成り行き任せがね、

素敵な展開になりました。

おっちゃん、ほんまに天使やわ。

はは、そうやねん。わし。

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おっちゃんが連れてきたるは、若手で親切なドライバー。

インドネシアの旅先ではいいドライバーに巡り合えることは極めて重要、と思う。

天使バトンタッチで、続く旅。

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何て長い一日。

幾重もの山を越え、くねくね道を上って下りて。

ヘアピンカーブがこうも続くとは!

エンデからクリムトゥへ向かう午後。

舗装されていたものの、道の険しさは半端なかった。

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午後3時、クリムトゥの麓にあるエコロッジに到着。

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クリムトゥ国立公園はカルデラ湖で知られるインドネシアきっての観光名所。

エンデからシッカ(マウメレ)への行程の途中にある。

日の出の時間に合わせ、朝4時に宿を出発して登るのが一般的とのことで

この界隈にはいくつかのバンガローがある。

案外早く着いたし、こんなに晴れてるし、他にやることもないし。w

(曇ると見えなくなるものらしいし)

それじゃ、今日のうちに行っちゃおうか、と。

ハンズが二度うなずく。

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車で宿から30分以上、またもひたすら上り坂。

さむ~~~い!

もう、窓開けてられない。

国立公園のゲートで、外国籍だけど居住者だというと

入場料金が10分の1になった。(!!)

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日も傾きかけ、誰もいない山道を

駐車場で車から下り、その先は一人で歩く。

(ちなみに風邪気味の同行人は来ないw)

あまりの静けさに、ドキドキ。

この地域は言い伝えによるといろいろ怖い話しもあって、

そんな場所に、ひと気のない時間帯に一人で入るって、ね。(・_・;)

成り行きだけども

あぁ、怖い!

整備された遊歩道を

まぶしく美しすぎる午後の光に吸い寄せられながら登っていく。

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そして現わる、しーんと静かなエメラルド色の水たまり。

そこまで行くと、人がいた。

ローカルの若者たちだった。

湖水に向けて小石をしきりに投げ込んでいる。

でもさ、石、消えるんだよね。

そんなことないでしょ、湖水までが遠すぎるから見えなくなるだけだよ。

いや、途中で消える。ほら、よく見てて!

うーん。

そういわれてみればそうかもしれないけど、、

この湖には生命体がおらず、時期によって水の色が黒から赤、ブルーのように変化するらしい。

神秘的な景観ゆえか、死者の行き先とか、いろいろ言い伝えがあるみたいで。

余計に怖くなるやんか!

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さらに登る。

午前中、布まみれだったエンデから

地球の不思議地帯に侵入しているクリムトゥの午後。

硫黄成分のせいか、途中から木はほとんどなくて地面に這う草だけの一帯。

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すでに雲の上。ここまできてしまったのだ、吸い寄せられるように。

あの小石、本当に消えちゃうのかな。

なーんて、反芻しながら到達した。ヤッホー、とラララ。

静かなクリムトゥの頂上には、カップ麺を売る一家がいて、

子供が泣き叫んでいるのだが、遠くまで反響しないのがまた怖い。w

何か大きな部屋の中にいるみたいな。

「一人じゃなくてよかった。」

背後にはもうひとつ、黒い湖が、低く垂れ込みつつある夕暮れ時の湿度に霞んでいた。

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パノラマ撮影もしてみました♪

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こんな超自然に向き合うとき、人によっては悟りが開いたりするのかもしれないが、

私はひとまず安全第一で、スタコラ、駐車場へ戻りました。

日が暮れる前に。

「あぁ、なんて冒険しちゃったのだろう。」

小さく感動。(実際には夕暮れ時の散歩にすぎないw)

駐車場で待っていたハンズは、別のドライバー(そういえば帰り道に何人かの観光客とすれ違って驚いた、今から登るの?って)とスマホ・ゲームにキャーキャー言いながら熱中しているので

屋台でコーヒー頼んで温まることに。

というか、しばらくそこにいて人に囲まれていたかったので。

ついでに屋台のおばちゃんが出してきたイカットを

スタッフへのお土産にまとめ買い。

ここでもイカット買う私って。ww

5時過ぎ、日没を迎え、

いよいよ本格的に冷え込むクリムトゥを後にしたのでした。

夢の中の出来事のようなクリムトゥの時間。

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エコロッジでの食事は、1時間前に注文する決まりになっていました。

風邪ちょっとこじらせているもよう。本格的に熱出しつつあるちひろ。

ジンジャーティー&ラーメンをすする。

その後朝まで、節々が痛くて眠れなかった。

しかも、何と、夜半から雨が降り出した。

それでも、4時には何台かの車が出発する音がした。

(雨の中でも見えたのだろうか、クレーター湖?)

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エコロッジでの朝食。

UKからはるばる一人で来ていた婦人がいて、

せっかくここまで来たけど雨になっちゃって行かなかったわ。いいのよ、これで。

縁がなかったのだわ、って。

ちひろも見れなかった、けど、

そうね。

なぜかしら。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

続きます!




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フローレス・イカットを巡る旅 2

フローレス島、2日目。

朝7時。

朝食前に、まず散歩。

(同行人は当分起きないと思われ)

ホテルから町の中心部の方へひとまず歩き出す。

エンデはフローレスで一番大きな町らしいのだけど、

家や商店がぽつぽつ点在する程度で

バリから来た自分としては「何もない」印象。

15分くらい不毛な(=取り立てて印象的なものがない)だだっ広い道沿いを行くと、

やっと出くわした「何か」!

カラフルな扉が並ぶこの場所は、「市場」でしたが、

なんと、まだ開いていない!!(笑)

バリだと市場といえば朝しか開いていないというのに。

前日の、あの空港脇ののんびりした山の印象が反芻される。(笑笑)

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朝の散歩といえど、ひそかに目的もありました。

「布市場」。(それと、ここから先マウメレまでの交通手段。)

ぼちぼち店を開け始めた人に聞くと、

布があるのはもっと港寄りの中央市場で朝早くからやってるよ~、と。

でも、ここからはかなり遠いよ~、と。

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あっちの方よ~、と、教えてもらった方向は、やはり不毛地帯。

やがて

ここは絶対に引き返したくないな、と思うような坂道を下る。

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「ハロー、ママ、ホエアユーゴー?」、

とあるバイクのおっちゃんが、その“後戻りはなし”と決めたばかりの坂の下で声かけてきた。(笑)

おっちゃん、あたし、布市場に行きたいねん。(ちょいと疲れ顔で)

おー、それ、連れてったるわ、、5000ルピアでどお?(45円くらいかしら)


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このタイミングで現わる天使は、ぼろバイクのおっちゃん。

そして、結局本当に遠いところでした、布市場。(なのに5000ルピアってw)

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そして、確かに開店していた布市場。

観光客もたまには来るのか、ユーズドの草木染のサロンがあったりする。

右は新品。

左のユーズドの方がめっぽう、いい感じで半額なの。(誰が値段をつけているのか?)

試しに1枚買うことにして

店のおっちゃんから地域のイカット情報をあれこれ聞く。

Img_4136
商売人にしちゃ無垢なお人柄に嬉しくなって、思わずツーショット撮っちゃいましたヨ。gemini

市場なのに。(笑)

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鳥のさえずりのような現地語で、イカット店のおっちゃんからバイクのおっちゃんに

地域情報を伝授してもらって、そのまま遠征することに。

(途中でホテルに寄ってチェックアウトは12時と確認。おっちゃん急げ!)

エンデの町を出て、海辺の道をひたすら東へ。

おっちゃんのヘルメット越しに両手伸ばして撮ってみた写真が1枚。


Img_4146
WOW!!

青は空、そして、海。

白は雲と、波しぶき。

こういうの、何年ぶりだろう。

あっち側にはエンデの

のんびりした山が、ほら、やっぱりのんびりと。(もはや目印になってるw)

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すごいな、フローレスの自然。

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訪ねた村は、カトリック。

イカットありますか?

ほら、こんなんがあるよ~。

おばちゃんの後ろにマリア様。

こんなに風景に溶け込んでいながら

出てきたのは、化学染料染めでした。

おばちゃんが着ていると違和感ないのだけれども。……


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別の家に行って、「イカットありますか~?」

右の人のは、自作のもの。やはり化学染料染め。(売る気満々w)

左の人のは天然染め。だけど、きっと大事な私物を出してきたのでしょう。

私が買い付け人だと知ると困った顔になって。。

可哀そうなことをしちゃって、ごめんなさいでした。

Img_4160
別の家。

柄も素敵だし一見いい感じだけれども、やはり化学染料。

Img_4170

私の織ったのも見て~、と、わらわら人が集まってくる。

残念ながらどれも化学染料。

このエンデ風茶系のイカットにおいては、天然染めとの差が歴然としていて

触手が出ないまま。

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いや、化学染料でもいいんです。

不毛の町からさらに最果てのような装飾のない村の中で、ゆっくり無心に機を動かしている人々。

自分が着るものを、こんなに手間をかけてつくる暮らしを、どうか末永く続けてください。

Img_4166

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ファストファッション時代に入ってもう久しいけれど、

まだこんな暮らしぶりを目の当たりにできる、フローレス。

このまぶしさに、もう、クラクラ。w

スローファッションに一票!いや、千票!

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こちら、おまけです。

もう、金賞ものですよね💛

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輪状のサロンの干し方=2本の竹竿に通して重しをつけるだけ。

ポリタンクには水が入っています。

アイロンはいらない!!

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フローレス、続きます!



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2018年7月18日 (水)

フローレス・イカットを巡る旅 1

関西での地震に続いて、豪雨。

たくさんの被害に胸が痛みます。

そして

豪雨のあとの酷暑。

厳しい7月の日本を心配しながら

南半球のこちらは雨続きでダウン着こみながらの投稿です。

連日どれだけ暑かろうと、時間通りに動いていらっしゃるお仕事・お勤めの皆さま

どうかどうか体調を崩されませんように。

そうそう、こんな時にこそマニスの服を着てみてください。

もしかしたら、……いいことが起きるかもしれません。(^^♪

ちょっとだけ魔法をかけてありますからね。w


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こんな折ですが、きょうからしばし旅のご報告を投稿させていただきます。

7月3日から5日間、バリから空路で東へ2時間のところにあるフローレス島へ行ってきました。

初夏までの数か月、ずっとベンガルの薄手の布に没頭していたせいか

秋物に仕掛かる前に

がっちりしたイカットを見て頭を切り替えたくなりました。

ところが

こちらバリ島もなかなかに不安定です。

出発数日前にバリのアグン山が再び噴火して空港クローズ、

当日朝は地震! 

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ええと。身長、すでに相当ぬかれてますね。w

今やうちの家族親戚の中で一番背が高い。

中学終わって休暇中の子供(ちひろ)に頼んで、旅についてきてもらう。

荷物持ち( `ー´)ノ

布にも観光にもぜーんぜん興味ないし、

プラス

前日に風邪ひいて熱出しちゃってomg

不在中に屋根の防水工事を頼んじゃったから居場所もないし。w

ち:ま、ひとまず行くけどね(場合によっては途中で帰るってこと??)」

私:あ、そうか、空港ちゃんと開いているか分からないしね。

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火山灰は風向きであっちへ行き、

インドネシアの国内線、アイランドホッピング(2つの島、3か所経由便)のプロペラ機は時間通り。

ち:小さいな~~、揺れそうだな~~~~。(・_・;)

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心配をよそに、ジャンボ機並みに安定飛行。

青空澄み渡るフローレス島にスムーズに降り立つ。

私:ウシシ、着いてしまえばもうこっちのもの。

ち:でもさ、帰れなくなるってことはないの?

私:うーん。

ち:帰れなくなったらやだな~~~~。

私:そお?(今なら多少長めにいても仕事に支障ないのだけどw)

空港の脇、てっぺんが平らなちっちゃな山がのんびりとしている。w

何だか、外国に来たみたい。ww


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エンデという町です。

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すでに夕方でしたが、

空港から比較的近いところにある天然染めのイカット産地に直行!

早速、夢のような美しいイカットにまみれます。
ボーサマサマというソサエティです。

人々の言葉はポリネシア系を感じる、鳥のさえずりのような音。

サンスクリット系のバリ語とは明らかに違う。

インドネシア語でお話しができることが、とてもありがたい。
主宰のマリアさん、お名前からしてクリスチャンかな。でもこの村はムスリムでした。

噛みたばこで、女の人たちの口は皆赤い。

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こちらのイカットは全てたて絣。

グリンシンに似た茶系の配色がこの地域の特徴なのだそう。

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まもなく雨が降ってきて。。(空港ではあんなに晴れていたというのに!)

布はお家の手すりに移動。

こうやって見ると、あれもこれも買えばよかった、と思うものばかり。

まだ到着したばかりで比較できるものもなく、

目についた数枚のサロンを選ばせていただく。
写真はスレンダン(細幅)ですが、

ここのサロンはスレンダンを手縫いでしっかりとはぎ合せて輪にしたもの。


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お家の中には、フレームにセットされたたて糸が。

画家のキャンバスのようにも見えますね。

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こうして紐で括られた糸はグバンと呼ばれる赤茶色の染料に漬けられる。(下の写真)

インディゴやムンクドゥという木の皮も使われて、全体に濃淡のある茶系を描く。

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何度か染分けされて柄が整ったたて糸。しっかりと柄が見えますが、これはまだ織る前です。

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手間がかけられたたて糸に、よこ糸を織り込んでいく。

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糸はジャワから入ってくる輸入品の木綿糸のようだけど、

何本か撚り合わせて独特の厚さ、重さにしているようです。

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ずっと昔、やはりイカットが見たくて訪れたことがあるヌサンテンガラ(インドネシア東部群島)、スンバ島でも、キャンバスのような地厚な織物が中心でした。
そのころにはまだラジャ(王家)があり、イカットは神聖な儀式のためのもの。

生命の樹かと思ったら、首狩りの首が木に吊るされた模様だったのには驚きました。
フローレス、エンデの模様は

ひし形が基本の抽象的なものが多い印象があります。

島、地域ごとに培われた独自性。

覗き始めたばかりのフローレス。

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続きます!








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2018年6月30日 (土)

臨時・まめしんぶん 2018夏

6月のうちに梅雨が明けるなんて、前代未聞。

ともあれ、夏がやってきた模様です!

(また2度目の梅雨が来たりするのかもしれませんが!)

本ブログ内とサイトTOPページでお知らせしておりましたが、

7月6日から15日まで

東京・落合(東中野)の間kosumiさんにて
マニス夏服展を開催していただきます。
帰国中、バリに戻る直前に急遽決まったのでDMがギリギリ。
メールアドレスをご登録いただいている方には、久しぶりにメルマガをお送りしました。
1
作品展&コラボ展で売り切れていた服のリピート、

新たに作り足した夏服を加えて

今年の夏服を再特集。

もうバリに着地している私はお立会いできませんが、kosumiの矢野さんにすべてを託します!

eye
矢野さん、どうぞよろしくお願いいたします!!!


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バリに戻ってからの2週間でつくった夏服の続き(本当にちょっとだけなのですが)
ご紹介しますね。
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エンブロイダリーレースコットンのワーカーズドレス

久しぶりに国内のエンブロイダリー。

「これ、かわいいよね?」 「うん、かわいいよねー」、と、スタッフたち。

生地端を裾とネックに使ってシンプルな外出用ドレスをつくってみました。

薄手コットンの風合いも気持ちよく、お手入れもしやすく、

日本製って、やはり優れています。

写真の2配色。

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国産のこんな感じの布、機械だけど、それなりに仕事のセンスが日本的だし

何よりも素直な感じが良いと思います♪

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ハンドウォッシュ天日干しリネンのカタックラージ


今回のDMに入れていただいている「カタックラージ」は、

バングラのサリーの下地=薄いコットンの白生地を2枚重ねしたもの。

作品展初日に早々完売のため、少しだけ追加を作りましたが

同じカタックラージを、今回はとっても気持ちのいいリネン100%の布でも作りました。

岡山の染色工場で行われている麻素材のナチュラル仕上げ。

暑いと思いきや気温が下がったり、冷房の送風をカバーするのにも、重宝しそうです。

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洗いたてに袖を通すのが気持ちいい、季節の服。

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ハンドウォッシュ天日干しリネンのカシュクールエテ
同上のリネンの濃紺で。

コラボ展でバングラのプリントサリー(薄手布)のために起こしたノースリーブのカシュクールを。
共地でトライしたループ紐が裏方としては自慢なのです。

こうした滑りにくい布で細く結べる紐を作るのは、感覚が問われますから。

シンプルな服の中に込める裏方仕事が大好きなんです。w


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ライトリネンのギャザーTOP

封筒の綴じ方、ふたつのボタンに紐を交差させて留める式。

夏向けの「ギャザーTOP」に、ちょいとリベンジを加えて

涼しげなリネンで。

しっかり仕立てなので洗濯機でガシガシ洗えますよ。但しネットで。

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白もあります♪

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トゥバン草木染めバティックのボタンループスカート

サイズが小さめの設定なのでお客さまからリクエストがあり、

今回はやや大きめのサイズで限定3点。

爽やかなインディゴのブルーと深いマホニーの茶が美しい、手描きバティック。

トゥバン・バティックのカインパンジャンは意外と知られていないけれど、

のびのびとしていて丁寧さがあり

こんな素敵な仕事のバティックが今も着々と作られていることに
手仕事布のしっかりとした未来を感じてブラボー。

……いや、もう、本当に。


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定番のインドパンツ、ツイストパンツも真夏に気持ちの良いリネンでリバイバルします!

間kosumiさんで、夏マニスにぜひぜひ出会ってください。
間・kosumi
http://kosumi.net/index.html
〒164-0003 東京都中野区東中野4-16-11-2F
tel/fax 03-3360-0206
開催期間:7/6(金)~15(日) 10(火)休み
営業時間:12:00-18:00

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