2019年5月26日 (日)

作品展、今日まで!

お天気に恵まれ、

69回目の作品展は盛況です。

お越し下さいました皆さま、

ありがとうございました。

今日最終日は午後4時まで。

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初日はけろちゃんもご来店😊

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初夏の陽気に、集まった服たちがぴったりでした。

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バティックはストライプのものは終了。

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アペリラさんのお菓子は残りあと2個。

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王田珈琲はあと1個!

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かずえさんのパワーアップチューニング、

盛り上がっております。

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通常1時間13000円、

今日まで21分1500円です!

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お客さまのご協力にて、プチパーティーもやりました。

今日はワインもあと少し、

皆さまお出かけお待ちしております!

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2019年5月20日 (月)

まめしんぶん 2019春夏 3 カラコットン

5月17日に京都に着きました。

きょうは、もう東京へ送る荷物の梱包作業中。

早いもので、作品展はもう今週です。

週末はお天気もまずまずでちょっとまた気温が上がって来そうな予報ですね。

初夏のための爽やかなコレクションが映えるといいな、と

楽しみでなりません!

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まめしんぶん3回目は、

「Khadimanis」のシリーズをご紹介します。

カーディマニスは、薄ピンクのネームラベルをつけています。

天然素材、天然染めのベーシックな服を中心にしているのですが

シーズンによってあったりなかったり。比較的影が薄いのですが、

今回は薄ピンクラベルが充実です。

 

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カルナタカのカディ

カダールと呼ばれるカディ、手つむぎによる本来のカディ。

地図で探すと、南インドのバンガロールに近い地域です。

カディコットンと言うと今や半分機械のような動力で大量生産もされている中で

ここでは有機染料(天然染め)だけを使い

ガンジー思想のポリシーを尊重した織物をつくっているそうです。

今回はカディコットン探しに没頭しているうちにここの生産者と巡り合い、

インディゴを使ったストライプを取り寄せてみました。

ふわっと綿毛が時折飛び出してくるようなナチュラル感。

これまで扱ってきたどのカディより、コットンらしさが感じられます。

(DMのコラージュ写真にこの布のアップの写真を入れています。)

柔らかいので、弱りそうな力がかかる部分にステッチワークを入れました。

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カッチのインディゴ・カラコットン

砂漠地域グジャラート州・カッチ地方から直接担いできた布を

高温多湿のバリで洗うと、ちょっとしんなり。湿気のせいかどうかは分かりませんが。

カッチでは、カラコットンと呼ばれる綿毛の実が小さい品種を栽培しているそうで、

それが糸車で紡がれている。

繊維が短いタイプのコットンは太く分厚くされがちですが、

こちらはガーゼのように薄い生地。

カッチのセンスはなかなかです。

濃いインディゴ染のカラコットンで、ノースリーブ重ね着タイプのカシュクールと

脇にパネルを入れすっきりしたフォームのブラウスを。

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一見ボソッとした表情ですが、薄いガーゼ調のせいか、いい雰囲気。

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ブラウスは2サイズ。

チューブスリーブTOPと名付けられていて、

スッキリしたシルエット。

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ほんの一部に白糸ステッチを効かせて。

(ボタンループの脇ですが見えるでしょうか?)

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カッチのカラコットン・ストライプ

カラコットンの中でダントツかわいいのがストライプです。

まずはメビウスTOPというデザインで

インディゴ染料を使ったブルー系の爽やかなストライプを使いました。

緯糸の撚りが強く、洗い立ては楊柳のように縮みます。

裾、端にシルクオーガンジーのパイピングワークを取り入れて

しっかり仕立て。

さらりと羽織りやすい夏のアウター。

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同じ工房のやや太めのストライプ。

こちらはロングチュニックを作りました。

紐にはストライプに似せたステッチワークを入れて。

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カラコットンのサリー

デリーのギャラリーで買ったサリー。1枚からブラウス2点、スカート1点を。

写真の柄は完売していますが、こんな風に紐の先端にパーツを付けて。

袖口と裾にシルクオーガンジーを付け足して、

ブラウスそのものが2枚重ねのようにも見えそうな一枚仕立てです。

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サリーのTOP部分からスカートを。

ストライプのグラデーションがおしゃれ。

ポンポンが付いているのは片面だけです。

中地にタッサーシルクのオーガンジーを使った贅沢仕立て。

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別のサリーは、グレーの天然染めとルビー色のコンビネーション。

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下のはサリーではなく

カッチで買った服地用。

このようなジャムダニのような織模様の事も、カッチと呼んでいるようです。

ベンガルのに比べて柄が大きくはっきりしているのが面白いです。

東西パキスタンがあったように、グジャラートと西ベンガルは共通していることが時々あるように思います。

(キルト=カンタはベンガルとパキスタンにあるし、自分の祖先はカッチから来たというベンガル人もいます。。)

生成にトリコロールがおしゃれですね。

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下は、カッチの工房作のデュパタ(ショール)を使った

「カシュクールエテ」、

夏のオーバードレスです。

1枚1着だと不足なので、パーツがコンビになっているものもあります。

端のタッセルをそのまま裾に使っています。

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最後は、カラコットン・ボーダーです。

ビーチタオルのような太いボーダーが薄手の織にいい雰囲気。

風合いは上のストライプと似ていますが、楊柳のように縮まないタイプ。

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ボタンとボタンの間にコメ印ステッチを入れて、ポイントに。

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カッチのコットンは、この生成色の雰囲気がいいですね。

真っ白、オフ白のストライプと比べてこの地色であること、

短繊維のコットンながらカジュアル過ぎない粗野な感じがしない。

薄さ加減も服地にバランスよくて。

色合いを保つためにも洗剤ではなく石鹸系のもの、ソープナッツなどで洗ってくださいね。

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それでは、

今から荷物発送します。

神楽坂でぜひお目にかかりましょう。

 

 

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2019年5月15日 (水)

突如ジャカルタと4月のバリ2

まめしんぶんとつれづれ日記が交互に入る今期です。

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もうじき帰国だが、「旅」を差し込むことに。

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4月下旬のある日、

インスタグラムを見ていたら、急遽ジャカルタへ行こうと思いつく。

ええと、インドネシアのジョコウィ大統領をフォローしているんですが、

間もなくINAクラフトというイベントが開催されるという投稿が。

前から行ってみたかったけれど開催時期が分からなかったのでずっと据え置きだったのです。

スケジュールは? ……うん、何とかなる。

あとは? ……パ、パスポート!

まだイミグレの手続き中で手元にないのだった。

滞在許可証もまだ新しいものが来ていない。

国内線に乗れるのか?

調べたところ、「パスポートのコピーで可能」とのことで、早速航空券をポチっとしました。

今度こそ問題のない航空券でありますように!!!!(前の月にジェットエアウェイズの災難がありましたから!)

しかし。

 

予約確認はできていたのに翌日になってもE-ticketが来ない。

「これは怪しい」。

辿ってみると、

クレジットカードがネット上でブロックされるという事が起きていた。

第3者がなりすましで利用しているかもしれないと、オンライン決済が自動的にブロックするものらしい。

すぐに気が付いたので良かったヨカッタ良かったヨカッタ。

翌日(=出発の前日)すぐに決済やり直し。

最近は冷や汗かくのに慣れてきた。(笑)

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【ジャカルタ日記】

渋滞で有名なジャカルタなので、今回は前もって調べて「エアポートトレイン」というのを使ってみました。

空港ターミナルから別棟の、3階建てくらいの建物。

エスカレーターでただ上がっていくだけの。

ほかに何もない建てもの。(これでいいのか、どうか。)首都の空港なんですが、、。

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改札手前の券売機。驚いたことに、乗車券がカードでしか買えない。(現金使えない。)

インドネシアのお札は使い古されてくしゃくしゃのが多く、自販機に対応できないのかもしれない。(ちょっと情けない。)

ホームはガラス張り自動開閉。←ここはシンガポール並みかと!

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座席が指定になっているので、その席を探して見つけるも、

車内ガラスキなのになぜかそこだけに誰かが座っていたりする。

羽田モノレールみたいに荷物置き場があります。

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ピッカピカの列車だが、車窓はバラック

この線路に面した自由奔放な生活ぶりが面白いのだけど(住んでいる人たちはピカピカ列車が借景、己に屈託がない)、

政府の方針からしてこの人たちのパビリオンが撤去されるのも時間の問題かと。

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都心の駅で降りて、そこからはメータータクシーで会場へ。

入り口はこじんまりとしているが、ものすごい広さ。

インドネシア中の工芸品、布が集まってい来ると思われる展示会場。

何と700店舗もの出展者。

その半分くらいがバティック屋なんです。

 

この人たちが広げているのは20ジュタ(16万円ほど)もするクラシックな手描きバティック。

物色していたのは若い男性でした。(右端にちょこっと顔だけの人。)

こういうのを自分でお見立てできるってなかなかの人ですよね。

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下は、最近はやっているタイダイ。こちらではジュンプタンと呼ばれているが、

店によっては「シボリ」と呼んでいる。

流行りものには人だかり、店の中に入っていくのが面倒になるくらい。

試着室がないからそこでおおらかに着脱ぎしているし、、。

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PPバンドと呼ばれる荷物をくくる紐を使ったカゴは、ベトナムで多く作られている?ようですが、

これはジャカルタのホームデコのブランドのもの。

マニスバリショップ用にいくつか買いました。

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こちらは、素晴らしいクオリティの草木染ソンケット。

スマトラ島からの出展者。

全部ほしくなるも、一枚も買えない値段でした。

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日本の帯地にも使われているブランドだそうです。

分かる!帯地にピッタリ! でも、私は切ってスカートを作りたい。

こういうスカートに生成のニットとか、そんな風に着たい。コートはブランケットコートで。

……ここは、潔く、買いませんでした。(笑)

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2019年の受賞作。

さすがに洗練されたものが多い。

上段左側のクラッチバッグが素敵だったので注文してみました。

カリマンタン島のとても細かいラタンワークとレザーのもの。

出来上がりは7月とのこと。楽しみです。

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布部門の大賞はこの2点。右の浮き織はとてもシックなインディゴ染。

機械織としか思えない精緻なシルクの手織りでした。

左はジュート。

こんな大人しいタイプの作品がグランプリとは、意外なインドネシア。

審査員は誰だったのだろう?

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2日間あれば十分かと思っていましたが、相当駆け足でした。

万歩計使ってみたら良かったな。

のべ12時間弱。ものすごーく歩きましたので。

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以下はジャカルタ後のプチバリ・レポートです。

全然関連性のないお話しですが、。💨

 

ジャカルタの翌週は、服作り最後の追い込み。

サマードレスに仕掛かりました。

半年間で集めた今年用のドレス生地を取り出して。

毎年楽しみな夏のドレス作り。

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忙しくなってきた最中に、

こんなものがタイルの目地から生えてきた。

友人たちが「蟻塚」だと教えてくれる。

そして、「それが現れたら割とすぐに近くの家具がボロボロになる」、と予言された。

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その5日後。

夜ちょっと仕事をしていて気が付いた。生地棚に蟻。

翌日スタッフに見てもらうと、何千という数の羽アリが生地を巻いているパイプから出てきたので、

生地を強制撤去。

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そのまた数日後にも、子供部屋の壁面の額縁の裏にきれいな家形の巣を発見。(きれいな形、無印良品みたいだと褒められました!)

アンド、

そのまた後に、キッチンが!!

夜中に大勢のアリ族の移動の為、壁中と床が薄黒くなるという事態に見舞われ(族が通過しただけだったので損傷はありませんでした)、、

蟻塚の「お知らせ」がこれほど大きなことにつながるとは驚きです。

ちなみに3回とも異なるアリ族でした。

しかし、まだ「家具はボロボロに」なっていないため、

引き続き警戒が必要です。

 



またもや話題が全く変わりますが、アリ騒動でわさわさしているのと同じ頃、

植物繊維から紙のオブジェ、タピスリーなどを作っているアーティスト、ジョセフさんのお家に久しぶりに。

彼の作品はアマン東京にも使われているほど、一流。

お茶を挟んで積もる話を。

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とても珍しい高級ウーロン茶を入れていただきました。

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別世界に、なごみます。

 

最近やっと秋らしくなってきました、南半球。

隣の田んぼは今休息中で、大豆畑になっている。

秋とはいえ紅葉はなくて、相変わらず青々としております。(笑)

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次回は「まめしんぶん」の続きです!

 

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2019年5月14日 (火)

まめしんぶん 2019春夏 2 ステッチワーク&トリコロール

きょうは、まめしんぶんの続きです。

 

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ステッチワークの服

前の投稿にもいくつか入っていましたが、

薄手の生地をしっかりさせる為もあり、ステッチたっぷりの今回です。

インドにある服の仕立て方には縫い目を使ってステッチでそのまま縁飾りを描くものもよく目にします。

それをちょっと応用して色糸を使ってポイントに。

下は、リネンガーゼを後染めしたもの。

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こげ茶と紺があります。

ふんわりしたポムショートという形の服。

薄手の生地に色糸ステッチが入ると服の雰囲気が楽しくなります。

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下は、毎シーズン作っているロングジプシーという形。

ややしっかり目の薄手リネンです。

白地にブルーのステッチと、ナス紺に白のステッチ。

襟をしっかりさせるために、これまたステッチたくさん入れました♪

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下は、ブルマーパンツという形。

ギャザーとフロントボタンがポイントの履きやすいパンツです。

濃赤に生成ステッチ、紺には赤ステッチで。

ベーシックないつもの形も、ステッチ効果でちょっと新鮮、かな?

今回お題にしているトリコロール調で

その他いろいろ。

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ちなみに、ポイントに使っている赤は

リネンのほかコットンキャンブリックも。

深めの赤がこのところ続いていますが、

来シーズンの秋冬でも天然色にこの赤を差し込んでいく予定です。

(赤の時代が到来しているみたいです・笑)

 

 

イカットとバティックの服

夏なので、

爽やかなイカットを少々使って

2タイプのドレスを作りました。

毎度お決まりのようですが、コンビです、やはり。

左のワーカーズドレスの形では、ブルー系のコンビネーションで2柄。

右のギャザードレスではモノトーンで4柄(写真のほかの3柄はチェック地)。

どちらもフリーサイズ。

イカットはオリッサ州の手織です。

バリ産のエンデックという腰巻イカットと比べると、かなりソフトな風合い。

実は最近イカットに再注目しています。

インドネシアにいると腰巻派はバティック部隊が大勢の中、おしゃれなイカットがしばしば目につきます。

バティックは生地が機械織でち密なのに比べて、イカットは手織りのせいか

ちょっとしたズレがリズミカル。

涼しい夏ドレス、おすすめです。

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お次のバティックは、ほんの1週間前に行ったジャカルタのINAクラフトというイベントで

見つけたものです。

スクリーン(手作業のプリント)ですが、同じ配色でいろいろな柄があるので

やはりコンビネーションです。(笑)

ボタンループパンツは今回履きやすいローウエストに。3サイズあります!

写真は左が前、右が後ろ。

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レイヤースカートもやっぱりコンビで。

1着ごとに全部組み合わせが異なります♪

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バリから京都へ今週移動。

5月18日の土曜日は私がtoko manisのお店番をしています。

お直しなどのご相談がある方、お待ちしております。

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まめしんぶん、続きます!

 

 

 

 

 

 

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2019年5月13日 (月)

2019・4月のバリ 1

まめしんぶんの合間にちょいとまめまめしくバリ日記。

(ブログタイトルはまめ日記・笑)

4月は、

久しぶりに時間に余裕があって

いろんな事が出来ました。

振り返ってみたら、本当に写真だけでも結構ありました。

余裕というものはこれまであまり訪れたことがなかったので、

訪れたとたんに波長が狂いました。笑

ひとつの事を達成するのにえらく時間がかかり、大したことをしていなくても一日が終わってしまうという。

それなのに、やり残している案件がたくさんあるという。

5月になったら直るのか、と思いつつ

そうなんです。

令和になりましたら作品展目前という事もあって、おしりに火が付きました!

きょうは、そのヒが付く前の写真を入れてみます。

(結局、余裕というのは何だったのだろう。)

(だけど、こうして振り返ってみるといろいろあった4月です。)

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某日。

バリの布ストリート、スラウェシ通りに面した巨大な市場が3年前に火災で全滅し、

最近やっとリニュアルオープン。

その立派さ加減が面白くて、生地関係のお仕事のついでにひやかしてきました。

(こんな風に「ついで」、とかができるところが「余裕」でしたね、、)

まずは建物の立派さが半端ない。

これ、市場。パサールですよっ!

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立派だ!

エントランスも豪華。だが、行きかう人は以前のまんま。

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行ったのがお昼すぎだったのでほとんどの店は引き揚げていましたけども、

運び屋さん(=大量の買い物をバイクや車まで運ぶポーターさんのような人)は健在。

(ちなみに、バリの市場は午前4時から7時くらいがピークらしく、私はいまだにその時間帯に出くわしたことがないのです。)

この人たちがいなければ、ここが市場だという事を忘れてしまいそうな。

何せ、エアコン入り!

天井までうず高く商品を積むのも無しになっています。

そう。向こう側が見渡せるなんて、格段の進歩!

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そして、エスカレーター付き!(エスカレーターは火災前にもあったかも。)

火災の教訓か、動線が格段と広くなっていました。

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お菓子屋はまだ開いていた。このコーナーは扇風機。

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生活雑貨売り場。ぎっしりギシギシ・ディスプレーが市場的ですね。

合同展示会場のように均一な各ブース。もう燃えないように、汚れが目立たないように(たぶん)

タイルが使われている。

場違いな感じに吊るされてるシンバルは、何となく観光客目当てな気配。

そう、これなら観光客も案内できます!

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デパートみたいな建物から見下ろす場外市場は以前のまま。(ぎっしり!)

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ベータもある。

その脇の壁画に市場感覚が。

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こりゃもう、シンガポールの市場並み。

外観を裏切らない内容で安心しました。w

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某日。

インドから買い付けてきたショール類を遅ればせながらバリショップに納品。

お店の中がショールだらけになりました。

バリショップにはツーリストの皆さんが、暑さしのぎにエアコン入りの店内に入ってくることしばしば。

見るものが増えると、その分ゆっくり居ていただける!

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西ベンガルのカディジャムダニのもの、

カッチのカラコットンのもの。

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下は12月に入れたジャイプールのブロックプリント。

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絞り染めのシルクショールも盛り付けました。w

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……、のついでに

近所のビーガンカフェでランチ。

UBUDは実はビーガン、ベジタリアン、ローのカフェだらけ。

ヨガリトリートの流行と共に押し寄せた波。

世界中からヘルシー志向の人々を呼び寄せているのです。

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そして、長らく据え置きになっていたお店のラックをついぞ作り替えたのも4月。

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某日。

コーラス・コンサート。

金澤博さんがバリへ来るたびに指導されているUBUDコーラス部の発表会が

某ホテルのラウンジにて開催されました。

常々布まみれにて、これにしばし集中できたことはとてもとても栄養になりました。

写真はリハーサル風景です。

私は世話役兼アルト部。

なかなかハードな練習を経て、60名越のお客様の前でお披露目でした。

ワタシは音楽好きで小学生のころまでは音楽家か天文学者になりたかったので(笑)、しかし

ピアノは弾けないし、カラオケは大嫌いだけど、コーラスなら!

ちなみに16名の団員全員UBUD村在住の日本人です。

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金澤さん。

皆さまご存知の、マニス作品展の時にお会計を手伝ってくださっているあの大きな男の人です。

本当はお会計など、そんなお役目はお願いしてはいけないんですが、、、

いつも必ず来てくださる。

昨年はご自身のブランド、パサール・クマンマンとマニスのコラボ展も開催できました。

ミュージカルの舞台にも立てば、大女優さんの声楽指導もする方です。

何よりもすごいのは、どんな人でも引き込んで歌の魔法をかけてしまうこと。

そして、どんな状況でも必ずうまくいくこと。

みんなが沸き立ち素晴らしいハーモニーを生み出すこと。

昨年台湾でリリースされたCD&DVDブックは、ピアノと歌だけのシンプルな構成で

いつまでも聴いていたくなるような名盤でした。

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話題がいろいろバラバラですが

4月の件は、このあとまた!

 

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2019年5月 8日 (水)

まめしんぶん 2019.春夏 1 ブルーの服

GW直前に投函している作品展のお知らせDM、

受け取られていますか?

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今回は、西ベンガルの写真を少しコラージュしてみました。

早いもので作品展と銘打っての季節の展覧会も、もう69回目。(次回の11月には70回目となります!)

アトリエマニスをスタートしたのが1999年辺りですので、今年辺りはかれこれ20歳。

こんなに長く一つのブランドを続けてこられるなんて、

本当に感謝の一言に尽きます。

着てくださる方があってはじめて存続できる仕事です。

皆さま、いつもありがとうございます!!

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今回の春夏服は、あえてナチュラルなタイプに偏ってみました。

まずは昨年末の本藍の出会いから。

藍染師佐々木睦子さんに染めのお願いをし、そこから発展して

前から訪れてみたかった徳島の本藍染工房・矢野藍秀さんのところで

服を染めていただくことが出来ました。

本藍を中心に、インディゴ染によるさまざまな布集めをしてきました。

また、

段々ヒートアップする世界気候の中でより快適に着られる夏服をイメージすると、

それはやはり西ベンガルのカディコットンでした。

モスリンと呼ばれる極薄コットン、おそらく世界でも最も薄いタイプの手織コットンは

以前から大好きで何度も使っていますが

今回は

昨12月より2回に渡って布探し、注文、産地の訪問、と

コルカタを拠点にかかわって来ました。

もうひとつ、

同じカディでも綿花そのものが異なり風合いも独特なカラコットンも

産地のカッチ地方・ブージから入手してみました。

「布集め」にスタート地点を置き、集まった布で

着やすい服&いつまでも着られる(なるべく!)服を今回も。

少し早めですが、今日から3回に分けて、「まめしんぶん」2019春夏服を投稿していきます!

 

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本藍染の服

矢野藍秀さんは、着分ずつの生地を染めるのがベストとおっしゃったのだけれど

いろいろ考えて、先に縫いあげた服を染める方法でお願いをしました。

こちらはリネンガーゼ。コットンよりも藍を良く吸い込み、深い色合いとなりました。

ほとんど黒に近い深さ。それでも透明感がある。

矢野さんの本藍染めについては前に書いていますが(→こちら

インディゴ染料とは異なり色が落ちない、というところが本当に素晴らしい。

何よりも鮮やかな染め上がりが素晴らしい。

(そのほかさまざまな効果も期待できると言われています。)

矢野さんがこのリネンガーゼをご覧になったときに

「わ、いい布ですね!」と即おっしゃった。

ショール用のみならず服地になる強度があります。

京都の麻専門老舗のリネンガーゼ。

本藍は染める人によって出来上がりが結構異なるのかもしれない、とふと思いました。

こちらのチベタンチュニックのほかに、80番手リネンのシュミゼ、ツイルのパンツも好評です。

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下が佐々木睦子さんによる染です。

あまりにも鮮やかで、写真にうまく写し込めませんでしたが

光が差し込む深海のような自然界のイメージ。

佐々木さんは、藍が持つ潜在能力は人を治癒すると言い

染めるタイミングや内容はインスピレーションで決められているようです。

今回お願いしたのは、作品の中でもひときわ強い印象がある「ねじり絞り」です。

本藍独特の濃淡が1点ごとに異なり、絵画のような出来上がり。

佐々木さんのこれまでの中でも手ごたえがあったそうで、「作品に光を入れることができた」、と。

今回の新型「バックタックパンツ」を仕立てていますが、

布の特性から、一部を作品展時にカスタムオーダーをお受けすることにしました。

デザイン、サイズなどを承り7月下旬までにお仕立てする予定です。

2着限定です。

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インディゴブルーの服

本藍とはまた違ったインディゴの魅力。

今期最初に入ってきたのは、アフリカ。ブルキナファソの手織です。

岩立ミュージアムやBigaさんでも販売されている、アレです。

New itemでも以下のように紹介中です。

ブルキナファソという西アフリカの小さな国はかご編みで最近知られていますが、綿とのつながりが深いモシ族のお話を文化人類学者の川田順三さんが書かれています。
モシ族は綿を織るだけではなく種を食用にもするそうです。
岩立広子さんによれば、細幅(10センチほどの)テープのような織物を横に何枚もはぎ合せた衣は、昔、懐が寂しい時には何枚か切り取ってお金の代わりにした、という事もあったらしい。
手縫いによるはぎ合せは思ったよりしっかり縫われていて風合いも気持ちよく、服になってまた一段と個性が出たと思います。
1枚の大判ショールからパンツが1着、それぞれの厚さや染め濃さが異なります。 

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まずはしっかり洗いこんでから仕立てました。

色が相当落ちた分風合いがソフトになりました。

1枚ずつ染めあがりや風合いも異なるので、面白い出来上がりに。

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下は、先染めリネン。

薄くてナチュラルな皺がおしゃれな手織りです。

西ベンガルで作られていますが糸はヨーロッパから輸入しているようです。

見返しと袖口裏の赤い部分は1ミリ幅のステッチ。

表側は生地と同色の糸なのでプレーンです。今回はお試しに、生地生産地のコルカタで縫ってもらってみました。

ピンタックや細幅ステッチに長けたベンガル人仕立屋集団の仕事です。ちなみに全員男性です!

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下のパンツ(インドパンツ)は同じものはもうなくなってしまったのですが、

上のジャケットの生地で似た感じのリピートを作っています。

紐が赤ではなくインディゴ。白との配色もあります。

ポケット口、裾にやはりステッチワークが入っています。

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ジャムダニ・カディコットンの服

2月にもご紹介をしているジャムダニです。(→こちら

2月制作のプルシュミゼはストール風の極薄でしたが、下のチベタンチュニックは

ロング丈用に少ししっかりした糸を選んで織ってもらったもの。

織産地の様子は先日アップしています。(→あちら

現代社会の中で希少と思われる

有機的で伝統的な生活様式の村で丁寧に織られている

ピースフルな織物であり、

恐らく世界でもっとも薄く軽いタイプのコットンです。

昨年ご紹介したダッカのジャムダニは複雑な織模様でかなり高価なサリーでしたが

今回のジャムダニは単純模様を全体に入れて服地用に長く織ってもらいました。

ダッカやタンガイルのものと比べて、素朴なセンスが感じられます。

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インディゴの濃い染めと薄い染め。

下が薄い方。

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白地のものも爽やかな出来栄えです。

出来るだけ細い縫い代で、ステッチを重ねて丈夫に。

この薄地縫いはバリの我々マニススタッフの熟練者が上手にやってくれました。

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ジャムダニの織模様に合わせて、繊細なステッチワークが

効いていると思います。

こういう布だからこそ、細部がポイント。

デザインはほとんどないくらいのシンプルなチュニックです。

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続く。

 

 

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2019年4月22日 (月)

インド行きました。2019.3 その6

最終日。

ブージから車で8時間、アーメダバードへ移動です。

これまた、遅れてやってきた運転手のおかげでせっかく急いで荷造りしてチェックアウトするも

ホテルの入り口で待つこと30分なり。

まぁ、私としてはアーメダバードに着きさえすれば良い一日なのでのんびり待つこととしよう。

(運転手がUターンで帰ることを考えて極力早い出発時間にしていたのでした。)

そこへ、受け取りそびれていた布をバイクで届けてくれるおっちゃんや

(おっちゃんには頼んでいなかったのだが)、

運転手の手配がどうもうまくいかなくて済まない、と、エージェントのおっちゃんまでやってくる。

出発を見送ってくれる人がいるなんて嬉しいじゃありませんか!

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なんだかんだで11時頃の出発。

通り道にあるアジュラクプリントの産地に立ち寄る。

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素晴らしい、暑さの中。

水仕事はちょっとばかり気持ちよさそうにも見えた。

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アジュラクは皆さまもご存知の通り、ブロックプリントの技法とバティックのような防染の版を用いた複雑な技法です。

洗っているのは、糊を落とす作業ではないかと思われます。

言葉があまり通じないのだけど、普通のブロックプリントだったら洗う行程ってあまりないと思います。

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干場は広大な地面。

日差しが強いからすぐに乾く。

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運んでいる生地は、相当な量。。

荷車に積み込む。

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インド茜の赤が美しい。

染めはすべて天然染めらしい。

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工房の中を見せてくださいました。

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木版を押す早業におどろく。

ゲージもない生地に直接。その割にまっすぐに整っている。

職人技です。

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一つの柄にたくさんの木版が使われる。

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媒染につかう鉄さびの液体。

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うわ、こんな風な廃材の鉄を集めてつくっているんですね。

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これは防染をするための糊。

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乾燥地帯にしがみつくように生えている灌木のひとつはゴムの木の一種だった。

その樹液(ラテックス)を固まらせたものはクリスタルのような透明感がある。

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アジュラクは男性用の布らしいけれど、今ではガーメント用が中心かもしれません。

職場は全部男性、とても質素なところでたくさんの人たちが黙々と作業していました。

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アジュラクの村を後にして、

その後は果てしなく広がるカッチの砂漠と塩田を左右に見ながらひたすら東へ。

8時間という道のりなので、この日が一番ハードだと思っていたら

インドで初めてのまっすぐな高速道路!(笑)

インドで高速道路といったら料金がかかるだけの工事中だらけの道だと思っていましたから~。

また、ホリー祭前日とあってトラックたちも少なくて

時速80キロをキープし順調に走行できる。

結果的に6時間ほどで町から町への移動が出来ました。

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遅い午後に立ち寄ったパーキングエリアで、遅いランチ。

文字だけのメニュー、何を注文したらよいのか。

これまでは決まって「ビリヤニ」で通してきたのだけど、

お腹すきすぎて車中でピーナツやビスケットを齧ってしまった関係で

そうだ、ここは、ドーサにしよう!

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ドーサ一丁、プリーズ!

すると、、

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こんな巨大なものが!!!

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その後の車中は眠気こらえきれずにウトウト。

気が付くとそこは、もう街でした。

(アーメダバードは大きな町なのでここから先がまた長かったけれども)

道端では、ホーリー祭のためのいろいろなモノが売られていて活気がある。

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日が暮れる前に、アーメダバードの快適なホテルに到着。

その後は、ホテルに届いていた別送の荷物を受け取っただけ。

もうそのまま、寝る~~~~。

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翌日、にわかに楽しみにしていた色粉かけ祭りを、寝過ごす自分に驚く。

いや、行かなくて正解だったかも。

今回はまだこの先にシンガポールでの予定があるし。

静まり返った遅い午後に、空港へ発つ前に、通りへ出てみると。

色粉の残骸がありました。

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暴れ具合が、わかる気がする。(笑)

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インドのお話し、これにて終了です。

長々と勝手気ままなブログをお読みくださり、ありがとうございました。

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2019年4月21日 (日)

インド行きました。2019.3 その5

ブージ2日目。

あさイチで向かったのは「ジェットエアウェイズ」のオフィスatブージ。

ここで行っておかないと、殆どもうクレームの機会がなさそうなので

たった2日間の貴重なブージ時間を割く。

オフィスがあるのは空港で、フライト時刻の関係から朝8時から11時までしかやっていない。

これまた遅れてやってくる運転手(約束は10時半)をせかして、

の~んびりしたブージの通りをちょいと飛ばしてもらう。

ブージ空港が軍関係の空港だという事もあるせいか「ジェットエアウェイズ」のオフィスも

防弾ガラス張りで、中の職員はエアコンの入った室内からこちらにマイクを使って話す。

お客のこちらは外気35度越えで椅子もない(これもインドの一つの断面ですね)。

私の前に待っている人、数名。

皆、同じ件です。つまり、「チケット代返して!」

しかしここはもう、逃げ場がないというか、応じないでは済まないと見えて

さっさと返金処理をしてくれました。

はい、これ、返金額ですよ、と提示された数字が達筆すぎて読めなかったワタシ。

それなりに急いでいたので、OK、と言ってしまったのが間違えでした。

クレジットカードを渡してピンを入力したのち受け取った控えには、「1500円」。

担当職員が言うに「あなたがコルカタからムンバイまで乗ってきた分が高かったからですよ」、だって!

エアインディアに4万円払ったんですよって、ちょっと大袈裟に言い返してみる。

職員は慣れているのか全く動じなかったけれど、周りにいた同件のお客らがびっくりしていた。

トータルで17000円だったコルカタ-ムンバイ-ブージ、もともとムンバイ-ブージがとても高い設定だったので最低でも1万円くらいは戻ってくると思っていたし、本当なら振替便代全額を保証してもらいたいところなのに。

結局1500円で済まされるのって腑に落ちなかったから、払い戻し処理自体をまたキャンセル処理に。

後で聞いたところによると、この眉唾航空会社は負債が嵩みニュースにも上がっている。

再建のためにさらなる借り入れをしたばかりだと。

いずれにしても、もう乗らない。それだけです。

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前置きが長くなってしましましたが

本日メインの訪問先は「デシウール」と呼ばれるカッチ独特のウール織工房。

この日の訪問先はとても素敵で、日が暮れる時間まで長居しました。

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デシウール。

カッチで取れるウールです。

実はこれが見たくて、ここまでやってきた。

羊、ラクダ、ヤギを連れ歩き遊牧していたラバリ族の伝統ウールは、靭皮繊維のような硬さがあるのが特徴。

ブージのウール織、実際にはデシウールのほかオーストラリアからの輸入羊毛も使いながら

ラバリ伝統のボーダー柄や「カッチ」と呼ばれるジャムダニのような織柄、ミラーワークを使っているものなど

手仕事が豊富な手織りでした。

織手も染めも男性ばかり。

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よく手入れされた機。丁寧な仕事ぶり。

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掘り下げられた染織用のかまど。

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昼時の通りには人はいない。水牛がウロウロ。

外気は相当な暑さだけど、この時はまだ気温が上がり始めたばかりの季節。

1週間後に来たメッセージで「ついに40度越えになった~」、と。

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「カッチ」と呼ばれるジャムダニのような模様織。

インドネシアだったらビンタン(=星)と呼ばれそうな。

(なんで時々写真が小さくなるのか、、不鮮明でごめんなさい!)

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ショールームを物色していたら、工房のお母さんがラバリの衣装を着て出てきてくれました。

女性はここでは完全に主婦。ちょっと羨ましくもある。(笑)

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ご自宅でお昼ご飯にお呼ばれ。

丁寧に作られた家庭料理が、これまた丁寧にもてなされる。

ステンレスの食器が床にたくさん並べられて、どことなく移動生活の名残なのかなと思ったり。

奥の方が先ほどのお母さん。お料理を配膳しているのがお嫁さん。右の方は娘さん。

よく見ると3人の服装が違いますね。

(お嫁さんはサリーだし、娘さんはパンジャビ!)

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荒涼とした大地の中でこんな豊かなお料理が。

私はここに行く前に「行くよ」、と言ってあったっけ? いや、確か、連絡はしたけどつながらなかった。

だとすると、いつも誰が来てもいいように支度されているのでしょうか???

ここにも移動の民の文化を感じてしまったり。(勝手に想像。)

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午後、別の工房へ移動。

やはり、このかまどがありました!

こちらでは薪や牛糞を使っています。

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天然染めされた糸が軒下にたくさん。

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前日見たカラコットンの織と同じく、経糸を支柱とロープで引っ張りながら織る。

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ここは、自立した、アイデンティティある仕事場。

聞けば、バリのUBUDから定期的に来る人さえいるそうで、

小さな村の一見のどかなウール織のセンスと品質が素晴らしいのは

なるほど、と、頷けるのでした。

それにしても暑さ厳しい砂漠の中に、こんな場所があるなんて。

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庭先で。

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ウールの敷物をかじっている子がいたので

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話しかけてみると、なかなか、話が通じます。(笑)

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お母さんは食事に忙しく。(笑)

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やっと日が傾いてきた。

影がくっきりし過ぎてはいまいか。

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デシウール。ここではざっくりとしかご紹介できませんが、詳しくはウールの季節にまた!

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ブージ滞在でお世話になったエージェントの人が

夜ごはん食べに行こうよ、と誘ってくれたので日が暮れてからお仕事場へ。

親戚の親子が合流。

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2日後に迫ったホーリーで大暴れする予定の彼。

色粉を入れて発砲するガンを買ってもらってワクワク。試しに発砲したら、

結構本格的な音量にてドキドキしている。(笑)

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昼も夜もお呼ばれという。なかなか無い経験をしました。(笑)

しかも、ブージにしてはゴージャスなレストランで!

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食事の後もまだまだ布!(我ながらすごい・笑)

親戚の人たちがコレクションしているラバリの手仕事を見せてもらう。

やはりカッチと言えばミラーワーク。

決め手はこのミラーワークの細やかさにあると思われます。

彼らの祭りの日はどれほど艶やかなことだろう。

着飾ることの楽しみ。その隣にあるのは、こうしたパーツを集めて

祭りで着る服を自分でこしらえる楽しみ。

ここに、カッチの染織の原点があるのかもしれません。

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部族ごとに決まっているモティーフのスカート。

もはや化繊との混合だけれども、デザインが楽しいものばかり。

ここにあるのは過去の遺産ではなくて、現行のものなのです。

酔う。これはもう、底なし沼。

裾のうんと端っこまで、盛りに盛られた手仕事感覚がすごい。

世界全体が「面倒くさい」「省く」「簡略化」「ミニマリズム」などなどへ向かっている現在、

この楽しさ感覚と言ったら!

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ところで、この日は時間を忘れてエンドレスな一日でしたが

さすがに翌朝までにパッキングしてホテルを出るという予定もあり時計を見ると

もう翌日に近い!

バイクでホテルまで送ってもらったのでしたが、

その寒さ加減に驚く。

ウールがこの土地で織られている理由をしっかり噛み締めたのでした。

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きょうも長くてすみません。

もう1回だけ、続きます♪

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2019年4月15日 (月)

インド行きました。2019.3 その4

ずっと行きたかったけれど、なかなか行けなかったブージ。そのため、

今回はデリーを外してコルカタとブージだけ、という異例のコースなんです。

いきなり行って手に入るものがあるのかは不明でしたけれど

(あるいは、ほんのちょっと手前で行きそびれたかもしれなかったし)(ジェットエアウェイズの件で・笑)

まぁ、何とも、素晴らしいところでした。

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ほとんど寝てないけど、布探し。の続きです。

カッチ地方のコットンは、カラコットンと呼ばれる原種綿だそうで

ワタの実が小ぶり。繊維長が短いタイプと思われ、そのせいか

糸の撚りが強い傾向がある。

洗うと楊柳のようなしわが入る布もあって

独特の風合いです。

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カッチの手仕事を奨励し女性たちの現金収入の助けになるよう運営されているNGOの工房に行くと、

ラバリ族の女性グループが見学に来ていました。

いやー、それにしてもすごい日差し。

3月下旬には40度以上の酷暑気に入るとのことで、その直前でしたが

乾燥しているとはいえ35度越え。

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この木製のチャルカはウール用?

カッチではウールの手織りも盛ん。

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初めて見ました。こんな経糸の引っ張り方。ねじって、ねじって、引っ張っています。

右側のロープを、織り機の横から引っ張りながら張りを保っている。

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織機はこんなふうにコンクリを掘り下げて。

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左下のロープが経糸を引っ張っているものです。

いろいろな工夫があるものですね。

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午後は別の工房に行ってみました。

こちらはウール織を多くやっている。

ブログサイトがリニューアルされて画像が時々こんな風に小さくなってしまうので

重ねてみました。w

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経糸を長ーく庭に引っ張りながら。ということは、雨はほとんど降らないのでしょうか?

聞いてみると、もう5年くらいまともに降ってない、とかおっしゃる。

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おじいちゃんの機に一緒に座るおかっぱちゃん。

この家族はラバリ族。という事は、昔は遊牧生活をしていた、と思われます。

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この天井からつるされたかごのようなリクライニングは、このお母さんがつくったものらしい。

このお家は60年ほど前のものをリフォームされたそうですが、

床だけは当時のまま。

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砂漠です。カッチ。

こんな気候の場所に来たのは久しぶり。

夕方の光はあっという間に影を長く伸ばす。

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左右の景色は、どこまでもほぼ同じ。

ここから北へ行くと塩の砂漠で知られるカッチ湿地。砂漠は今のような乾季しか見れないとか。

雨季は湖に覆われてしまう、という。(やはり雨季には雨は降るのでしょう。)

こんな荒涼とした自然の中で暮らしている人たちの織物は

思いのほか丁寧で洗練されています。

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まだまだ日は暮れない。

夕日の中、ブージへ戻ってマーケットに。

狭い通りにバイクやら牛やらいろんな人々が向かっている。

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とても賑やか!

2日後に迫るホーリー祭のせいかもしれません。

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2001年に大地震があったせいか、古い建物はほとんどない。

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観光客も少し見かけました。

こうした雑貨品を売る店よりも圧倒的に多いのが刺繍糸や飾りテープを売る店でした。

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あっ、これ。ホーリー祭で使うもの!

「その日外に出ると色粉掛けられるから注意!」、って郁子さんから言われてます。

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あっ、黒装束ラバリ族の人もいました!

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と言っても、普通のサリーを着ている人たちの多くもラバリらしい。

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骨董屋に入ってみると、郁子さんのお友達でした(笑)。

日本からこのマーケットの近くに通うように来る女子は少なくないらしい。

確かに、とても遠いけれどほかにはない魅力があります。

けど、本当に、、、遠い!

日本人女子、すごい。

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続く。

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2019年4月12日 (金)

インド行きました。2019.3 その3

実は今回、結構スリリングな経験をしてしまった。

きょうはそのお話しです。

話題がスリリングなため結構長くなりますけど、

たぶん、面白いですから読んでみてください。(笑)

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コルカタの空港近くにある会社で用事を済ませて、さて。

これから乗り継ぎ地ムンバイへ

翌日早朝にブージへのフライトです。

バリを発つ10日ほど前に、このブージ行きのフライトがキャンセルになったというメールが来たので

航空会社のコールセンターに電話するも、

自動音声のコマーシャルを15分以上受話器から聞きながらオペレーターの応答を待つこと2回。

だけど、「申し訳ありません、もう少々お待ちください。」が繰り返されるだけ。

国際電話だから、そんな悠長にいつまでも待っていられない。仕方なく

「お問い合わせメール」にメールでフライト変更の依頼を入れると

1分もしないうちに

「お客様からのメールは受け取りました。72時間以内に担当者からの返信がない場合は下記へご連絡ください。」

で、

72時間以上たっても返信などかけらも来ないので

別のメアドへ同じ件をメールして、同じ「72時間以内に」云々の自動返信が来る。

でもって、またも返信は来なく。

もうかれこれ出発間際。

ダメ押しで、その航空会社のメアド全部にコピペを送ってみるワタシ。

それと同時に、たまたまその時期に目的地ブージに滞在していた京都のマブダチ、郁子さんにラインで愚痴ると

動いてくれました。

ブージの旅行会社の人が私の予約を航空会社に直接交渉してくれて、予約変更してもらえた!!!

何て頼もしいことか。持つべきものはトモ💛

(航空会社からの返信は1通だけ来て、「ご依頼の件は直接コールセンターへお問い合わせください」、だと!!!)

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コルカタの某社からの裏窓からの景色が結構好き。

この中途半端なコンクリと、天然池がぽつんと残る裏庭地帯。

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コルカタからムンバイへのフライトは定刻出発。

だが、、、

その前日もそうだったのだけど、夕刻に近づくと急に押し寄せる雷雲がまたも。

コルカタを飛び立って間もなく

乱気流に巻き込まれる。

こんな時、軍隊仕込みのインド人パイロットは結構チャレンジしてしまう。

機内がシンとするくらい(インド人全員が!)上に下にガタガタと揺れて

そんな時頭に浮かぶはインドの地図。

「コルカタからムンバイだから、窓の外は見えなくても下は陸地だなぁ」。

・・・・・・・・・・・・

しばし生きた心地がしなかったけれど、ムンバイに着いたっ!

しかも所要時間3時間10分のところ40分も早く到着。

機長は相当無理をしたに違いない。

ともあれ地上に足を付けることが再びできて、ありがたい。

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揺れたせいもあるかもしれないけど、着陸直後に一斉に席を立つみんな。

まだ動いてるけど?

機内アナウンスでも「そのまま席でお待ちください」って言ってるけど??

 

・・・・・・・・・・・・・

 

ムンバイ着いたんだけど、荷物も無事に受け取って生きた心地に浸っているんだけど、

何か空港が立派すぎる。

国内線なのに、こんなに壮大なんですか???

 

 

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出口を出ても、なんとなーーーく調べてきたロケーションと違う気がして

空港職員らしき人に確認するも、「そう、ここはドメスティック」、だと。

そぉ??

別の職員にもう一回聞いてみるも、「うん、ここドメスティックよ」、って。

そぉぉぉぉ???

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しばらく、ぐるぐる彷徨った。

泊まる予定のトランジットホテルは国内線ターミナルから徒歩4分となっていたため

ホテルに電話をしてみた。

「どこのフライト?あー、ジェットエアウェイズね。それ、国際線ターミナルだから。うちから遠いからタクシーで来て」、だと。

乗ったフライト国内線。だけど、着いたら国際線ターミナルだったわけです。

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タクシー乗り場へ行くと、配車ブースで

「エアコン付き?無し?」、と聞かれ、「無し」を選ぶと

乗り場がとぉぉ~~~~~い。

やっと見つけた予約番号の車は、

トランクがない。

私のラゲッジは、屋根に乗せられた。

運ちゃんはマハトマ・ガンジー似でした。

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やれ、着きました。

予約ホテル。

その名は、「エアポートインターナショナル」。

(しつこいようですが、タクシー乗った場所がインターナショナル、到着したここはドメスティック。)

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まぁ、細かいことは抜きにして明日早朝のブージ行きに乗れさえすれば!

・・・・・・・・・・・・・・

部屋に入って、ほっと一息。

フェースブックにこのすったもんだした騒動を投稿して

半日ぶりにメールをチェック。

 

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ブージ行きのフライトが、またもキャンセルになったと。

えらいこっちゃ!!!!

念のため予約の再確認をするも、

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「ご予約が見つかりません。」、って。

は????

ムンバイに用事が全くないことは明白だし、さてどうするか。

仕切り直して、部屋を出てレセプションに相談してみるのだけれど

この状況に慣れているのか、存外のんびりとした口調で

「うーん、航空会社に直接行ってみたら?」、だって。

もう22時を回っていたけれども、

ブージの旅行会社(前回の予約変更をしてくれた頼もしい人)にメッセージを送ってみると

すぐに返事が来て

「確かめてみたけどやはりフライトキャンセルになってる」

「そ、そんな~~~」

「ほぼ同じ時刻にエアインディアのフライトもあるけどすごく高いよ」

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「1日1便しかない空港に同じ時刻にもう1便あるって本当??」

「翌朝のエアインディアはこれの1時間遅れで飛ぶ予定になってるよ」

「どうやって変更するの?」

「ジェットエアウェイズにまずクレームに行ってみて。空港内のオフィスはまだ開いてると思うから!」

、、、という訳で、

まずはドメスティックのターミナルにあるオフィスへ行ってみて

全然話にならなくて、

そこからまたタクシーに乗って

(たかだか5分の距離なのだがとても料金が高い)

国際線ターミナルのオフィスに行って、

掛け合ってみるのだけど

面倒くさそうに後回しにされっぱなし(30分くらいそのまま)だったから

いい加減12時を回るころにカウンター職員の写真をスマホでパシャ、と撮ってみた。

あ、ますかった?

いや。それでよかったみたい。

その途端急に私に番が回ってきて、ターミナルの外にあるエアインディアのオフィスへ案内された。

つまり、まずはもうあと5時間後くらいのフライトだから、別会社のチケットを買うべきということでした。

ジェットエアウェイズへのクレームは後日やり直すことにして。

その航空券、4万円。(わーーー。なんじゃこりゃ!)

ちなみにコルカタ発ムンバイ経由ブージの料金は17000円。

・・・・・・・・・・・・・

3時間くらい寝て、ホテルを出て。

朝6時、数日ぶりのカプチーノにじわじわとした幸福感。

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搭乗券に記入された搭乗口で待っていると、

携帯に電話がかかってくる。

「搭乗最終案内してますが、どこにいるんですか?」

って。

「A3ですけど?」

「ゲート変更になってます、A6に大至急来てください」

って。

行くと、

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最終バスがエンジン掛けて待機中。

まだ出発時刻の30分以上前だというのに。

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ターミナルバスは、走り出すと、一体どこまで行くのだろうと不安になるくらい遠くまで走った。

ムンバイの空港はとても広い。

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そのうち、塀越しにバラックが見えてきちゃったりして、、

あれ、どこに行くの?ワタシ?

忘れかけそうになった頃に、ちっこい機体が。

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それまでのいろんな騒動が不思議なくらいなめらかな飛行で。

ほぼ予定通りのスケジュールでカッチ湿原が眼下に見えてきた。

 

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サバンナ、砂漠気候のカッチ。

着いた、着いた!!!

そして、お迎えの運転手、来てない。

けど、着いたので良いとする。(笑)


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徹夜並みのスケジュールだけど、

チェックインしたホテルの正面はこんなにのんびりとしているけれど、

早速布を見に行くのでした。

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・・・・・・・・・・・・

続く。

 

 

 

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